標準化どうしましょう(自治体システム標準化にちょっと関わってる)

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標準化どうしましょう(自治体システム標準化にちょっと関わってる)

SE/自治体システム標準化/行政事務標準文字/MJ+/AWS CLF-C02/AWS SAA-C03/ ※執筆内容は、所属団体等は一切関係がなく個人の見解です

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自治体システム標準化の前にまず文字のキホンを理解せよ①

自治体システムに携わると、普通のエンジニアでは基本的に意識しないものを意識する必要がある。それは、文字である。 普段目にする新聞やテレビの字幕スーパー(テロップ)等は、2千数百字のいわゆる常用漢字しかキホン使わない。Windowsユーザーならお馴染みの、MS明朝。これを使うと、約1万数千字の漢字や非漢字(英数字やひらがなカタカナそして記号等)が扱える。これでキホン世の中うまく廻る。 ところが、自治体システムに携わるとそうはいかない。 戸籍制度のもと、太古の昔から手書きで管理さ

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    • 自治体システム標準化~基本フォントファイルのキホン~

      久しぶりのnote投稿となる。きっかけは後述するが、最近、某庁のキラキラしたクラウドネーティブオタクのnoteが目に余る。自治体システムの何たるかも知らずに、大好きなお花畑クラウド桃源郷の世界で我々にクラウドの良さを説こうとする。普通のシステムではほぼ考えない、文字の泥臭さとかをまず経験してからお花でも摘んでほしい。あ~この表現は、女子がお手洗いに行く時に使う表現か!いずれ、キラキラクラウドで、この文字をなんとかできるマネージドサービスでもあろうものなら、私も桃源郷に行かせて

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      • 自治体システム標準化~高コスト化の温床か?「非機能要件の標準」③スラっと流せよSLA編

        共闘プラットフォームで真っ先に話題に出たのがSLAだ。ただ、一般的なそれとは様相が違う。あまり真剣に時間を割く必要もないだろうというのが私の見解だ。ただし、これを機に稼働率とコストの意識改革を自治体、ベンダーとにも求める。 A.1.5.1/可用性/継続性まず、真剣に考えるのが無駄な理由。選択時の条件にある「ベンダーのサポート拠点から、車で2時間程度の場所にあることを想定。」。もはや、パブリッククラウドを利用する想定ではないのだ。まず、AWSを例に言えばデータセンターの所在地

        • 自治体システム標準化~高コスト化の温床か?「非機能要件の標準」②自治体が決める要件編

          キホン編に引き続き、今回は自治体が主体的に決めるべきまとめておくべき要件をピックアップ。ベンダーがほぼ関与しない(できない)ので、各自治体の方々が抑えておく必要がある。要件の数としては多くなく、日頃からキチンと情報システムに関する要件をルール化されている自治体はまとめる程度でよいだろう。 E.1.1.1/セキュリティ/前提条件・制約条件【解説・何をすべきか】 各自治体のセキュリティポリシーなど明文化されているものを整理しておけばよい。また、明文化されていないければ、今から

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        自治体システム標準化の前にまず文字のキホンを理解せよ①

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        • 自治体システム標準化文字のキホン
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          自治体システム標準化~高コスト化の温床か?「非機能要件の標準」①キホン編~

          今回は、自治体システム標準化においてあまり話題に出ない「非機能要件の標準」を何回かに分けて執筆したい。 話題に出ないのは、おそらくあまり知られていない?のではないかと心配している。実は、「非機能要件の標準」は結構大事なのだ。ベンダーお任せの自治体も少なくないだろうが、これに関しての主役は自治体だ! 標準仕様を満たさないと、標準準拠システムとして認めないと国は言っている。その中には、非機能要件の標準も含まれるのだ。 そして、この要件は非常にコストに影響する要件も多いのだ。 ボリ

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          自治体システム標準化~高コスト化の温床か?「非機能要件…

          自治体システム標準化 ~文字要件 経過措置のススメ~

          弊社でも議論の最中である「文字要件の経過措置」の話。 結論から申し上げると、エンジニアの端くれとして経過措置をススメる。 今回はその話題を執筆する。なお、内部処理がUTF-16で動くシステム前提にまとめている。 「文字のキホン」がわからないと、チンプンカンプンだと思う。そんな方は、ぜひ以前の投稿をご覧いただきたい。 ①文字要件の経過措置とは?いろいろ書いているが簡単にまとめると、「標準化を機に、各自治体にある"外字"利用を辞めさせたいけど、当分そのままで良いよ」って話だ。

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          自治体システム標準化 ~文字要件 経過措置のススメ~

          「続」自治体システム標準化~データ要件・連携要件のキホンとギモン~

          先日執筆した「データ要件・連携要件のキホンとギモン」 どうも、私に認識誤りがあることが発覚した。そこの訂正をしないのは、無責任と感じ予定はなかったが、続編を今回投稿することとした。 ①「機能別連携仕様」私の認識誤り社内メンバーと議論する中で、私の認識誤りが発覚した。「文字の印象」と「実装イメージ先行」で国の仕様を斜め読みした結果であると反省する。 どう認識を誤っていたのかは、下図の通りだ。 「機能別連携」という文字から、出力する側の各業務各処理で更新された(更新される可

          「続」自治体システム標準化~データ要件・連携要件のキホンとギモン~

          自治体システム標準化~データ要件・連携要件のキホンとギモン~

          自治体システム標準化の柱の一つとも言える、データ要件・連携要件。業務間のインターフェースを統一するものだ。この成功のカギが”標準化”成功のカギとも言えよう。ところが、このデータ要件・連携要件も後手後手で二転三転は当たり前。弊社内でも認識・解釈がバラバラ。マルチベンダーにおいて、この状態でのドッキングは今のところ無理に近いと言える。 私は、さまざまなプラットフォームでこの問題を定義しても食いつきが悪い。どうも、界隈の方々は、PKGを担いでいるベンダーや、PKGベンダーでもインフ

          自治体システム標準化~データ要件・連携要件のキホンとギモン~

          語呂で合格!?AWSクラウドプラクティショナー

          AWS認定資格の登竜門とされる、AWSクラウドプラクティショナー(AWS Certified Cloud Practitioner)。簡単だという口コミが多い中、率直にいって、いろいろ覚える単語が多く、おっさん(筆者)にはなかなか辛い勉強だった。どうしても覚えられないものがあり、語呂を作ってなんとか合格。もちろんこれだけで合格することは不可能。しかし、この語呂を覚えておくだけで最低でも1~2問は確実にゲットできると言える。ぜひ、こいつ(筆者)バカだなと言う軽い気持ちで読んでも

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          自治体システム標準化の前にまず文字のキホンを理解せよ③

          これまで、キホンのキを第1回。キホンのホを第2回。そして、最終回の第3回目は、キホンのンと言いたいところだが、書き忘れてたりしたものを、とめどなく綴る。 ①字形と字体と書体文字の形の話。今まで、文字オタクの領域だとすっ飛ばしたが、このあと異体字セレクタの説明をする以上、ここで軽く触れたい。簡単に言うと、以下の図の通りだ。 ②サロゲートペアに並ぶ奇策中の奇策「異体字セレクタ」

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          自治体システム標準化の前にまず文字のキホンを理解せよ③

          自治体システム標準化の前にまず文字のキホンを理解せよ②

          前回の「自治体システム標準化の前にまず文字のキホンを理解せよ①」が思いのほかViewが伸びた。意外だった。なぜ意外か?標準化界隈の村人は、文字に関する食いつきが悪い。その答えは簡単だ、知りたいのは古き良き(悪き)太古の昔の戸籍の文字の話ではない。ここの棒が長い短い。はねがあるない。文字オタクはそっちに走り勝ちだ。誰も興味はない。知りたいのは、標準化における文字要件において、ベンダーがなぜ騒いでいるかが知りたいのだ。 エンジニア目線で言うと、誰も「使わない読めない文字」には興味

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          自治体システム標準化の前にまず文字のキホンを理解せよ②

          AWS Certified Solutions Architect - Associate [AWS SAA-C03] 合格体験記

          こんにちは、標準化どうしましょうです。 ポンコツエンジニアの私。各種合格体験記を見ると、700点台が多い。 え、このポンコツが800点以上取りましたけど。 私でも体験記を書く資格はありそうだということで、投稿してみます。 ①きっかけは、ガバメントクラウド 自治体系のエンジニアをやっております。 エンジニアと言っても、最近は会議などとりまとめ的な作業ばかりで、手を動かしていません。そして、インフラ屋ではなくアプリ屋です。 もともと、エンジニアという職業に興味があって入ったわ

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          共闘スペースで話す予定だった台本

          諸事情で参加出来なかったスペース。台本と言うか変なこと言わないように用意していたものです。 ①ラングコストが高いと言われることに対してどう思うか・そもそも安くなる要素がない(大前提) ・比較が難しい。パブリッククラウドになると、イニシャルが減る分、ランニングに振り分けられるイメージ。グロスで観て、高いか安いかの判断は必要。 ・これまでベンダーDCによるプライベートクラウド化が進み、コスト削減は実施してきた。ガバクラになるとサブスク型から従量課金型のモデルへの変化になるわけで