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事業承継を進めるデジタル化とは?地方企業が直面する新たなチャレンジ

地方企業の経営者というと高齢化の傾向にあります。経営者こそ、長年の経験・実績もありますし、属人的な部分が非常に色濃く出る部分が多いため、どのタイミングでバトンタッチするのが良いのか判断することが難しいかと思います。
デジタル化を取り入れ業務効率化を図ろうと考える企業にとっては、今年こそ適切な「事業承継」の良きタイミングではないでしょうか。

先代から経営を引継ぎ、業務改革・改善しよう!と褌を締め直して、自身の経営にあたる方も読んでいただいきたい内容になりますが、とりわけ地方企業は、属人化している仕事がたくさんあるかと思います。もちろん、「見て覚えなさい」という感覚も私は大事な事ではあると思っています。ですが、全てが見て覚えるわけにもいかず、人材不足などから引継ぎの時間も取れないのではと思います。
長年経験・実績のある社員は大事な資産と言えますが、高齢化に伴い今後数十年を先を見据えると、今後の人材育成は重要事項です。従来の考えも大事にしつつ、新たな取り組みが必要になっていきます。

私が感じる”承継”ですが、例えば接客を行う業務ですが、現在はチャットツールでも顔を見ながらお話できますが、やはり直接お客様と顔を見合わせ、対面でお話できることはすごくプラスに感じる場面があります。私が営業業務を行っていた際、上司に「直接お客様の家に行って話をしてきて」と言われたことがありました。当時は「電話で済ませられるのに非効率じゃないですか。」と言っていた私ですが…
やはり顔を合わせてお話することはお客様の考えや気持ちを感じることができました。
一見デジタル化と関係ないような話に感じるかもしれませんが、これを可能にしうるのは商品説明をタブレット上での表示したり、顧客管理をオンライン上で管理し細かいデータも管理しやすいようにという方法がとれるからこそです。
対面することにより人間関係も広がり、「何かあったらお茶飲みに来てね」と言っていただき、また高齢世帯の方からは「ケータイの使い方教えて」と言われることもあります。いままでデジタルを避けてきたと感じられる世代が「便利だね」「こういうものがあると嬉しいな」とお客様の要望を聞ける事とともに数年前よりデジタルの力が大きくなり、身近なものになっていると感じさせられます。

そうしたことから、今後はもっと必要とされるデジタル化ですが、先代の経営者、従業員の思いも汲み取り、業務をマニュアル化、また映像をデータとして残しておくこともいいかと思います。

時代は巡ってくるといいますが、今現在の技術がまた数十年後に見直されることもあるかと思います。数十年先にも”デジタル”の力でのこした、技術・思いを残し、事業を承継していくのだと思います。

今回はここまで、また次回よろしくお願いします!


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