初めての絵本の読み聞かせ

先日、図書館員になって初めての読み聞かせをする機会に恵まれました。

読み聞かせを上から「やってみないか?」と言われた時は「是非!」と思わず答えてしまったものの、人前で話すことが大の苦手で、それに加えて人見知りもありますし、どうしよう...という気持ちで心の中はいっぱいでした。

それでも図書館員になって今まで経験したことない「読み聞かせ」をできることにとても嬉しく思い、今となってはお声がかかったことに本当に感謝しかありません。

本番当日までは練習の日々でした。
とりあえず読み聞かせ当日に読む絵本と今回は紙芝居を読むことにもなり、時間がある時は何度も声に出して読んでいました。

声に出して読んでみた後は、スマホで動画撮影して、自分の読む姿を見返したりなんかもしていました。

それと初めての方に向けて書かれた読み聞かせの本や紙芝居の本を読んだり、youtubeで読み聞かせ動画を見て参考にしたりと自分なりに頑張ってみました。

今回、本番当日は何とかうまくいったという感じでしたが、何より自分の成長に寄与したと感じるのは職場の先輩に練習に付き合ってもらったことでした。

正直、誰かに聞いてもらうというのも恥ずかしくて絶対避けてしまうタイプだったのですが、先輩から声をかけてくださり、やらないといけなくなってしまった状況が結果的に自分の成長につながりました。

今回の読み聞かせは本当にいろいろな面で自分にとって良い経験となり、自身の成長に繋がったと感じています。

先輩に聞いてもらっていろいろ指摘してもらわなければ本番も上手くいかなかったと感じています。
(声の大きさや抑揚、話すスピード、次のページへ写るタイミング、間など...私の足りないところを指摘して、いろいろアドバイスをくださいました)

そして読み聞かせ本番はですが、子どもやその親御さんがたくさん聞きにきてくださり、とても緊張はしたのですが、読み聞かせがおわった後に、周りの図書館員の方から「よかったよ」と褒めてもらえてとても喜ばしい結果となりました。

ただ、自身としては課題を残した読み聞かせになりました。
もっともっと練習すればよかったというのと、紙芝居の次に絵本を読むという形で進めたのですが、その間がうまく繋げられなくて困りました。そこで自身の性格がもろに出てしまったなと...
事前にしっかりその間もどうするか検討しなくちゃと感じました。

先輩方はさすがと言いますか、次に読む本に繋ぐのが上手です。読み聞かせを聞いている子どもたちとうまくコミュニケーションをとりながら次に繋げていました。

それともう一つ。本を読むことにばかり集中してしまっていたことです。僕が読み聞かせをはじめる前に先輩方の読み聞かせを見学させていただいたのですが、絵本を読み聞かせしつつも、子どもとコミュニケーションを取りながら、子どもと楽しみながら読んでいる感じでした。

読み聞かせを通じて絵本の世界に入ってもらうことも大事だとは思いますが、子どもとコミュニケーションを取りながら互いに楽しく読み聞かせを進めていくことの方が、見ていて読み聞かせってこういうことなんだ!と思いました。

また読み聞かせをする機会に恵まれた時はこの辺のことを反省して次の読み聞かせに繋げたいと思います。

子どもたちとコミュニケーションをとること自体は人見知りながらも大好きで、とても楽しかったなと読み聞かせした時のことを思い出します。(昔、「子ども」という存在が好きで、もっと知りたくて保育士の勉強をしていた時もありました。結局資格取得までには至らなかったのですが...)

子どもたちが皆可愛くて本当に癒されました。なので、もっともっと子どもたちが絵本の世界に入り込めるように、夢中になれるように、そして雰囲気を楽しめるように読み聞かせレベルを上げていきたいと考えています。

今はまたやりたい!という気持ちでいっぱいです。
一昔前の僕であればきっともうこりごり...という気持ちになっていたかも...笑

でもきっと周りの環境に恵まれたおかげ(練習に付き合ってくれた先輩、「よかったよ」と褒めてくれた先輩方。)で、自信もつきましたし、前向きになれるようになったのだと感じています。

関西圏でも読みメン隊の発足や読みメン向けの研修があれば参加したいなという気持ちです。

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