見出し画像

ポリヴェーガルと頭痛と私

先週辺りからポリヴェーガル理論の書籍を読んでいて
なんとなく自分の範疇で理解を出来るようになってきたところで
偏頭痛に関連する話題とリンクしたから書き記しておく。

元々、偏頭痛の原因が三叉神経でCGRPというタンパク質が放出され
硬膜で炎症を起こしたことによる痛み、という話は知っていたが
(なので酷い人は予防できる注射が2021年から健康保険適用で打てるようになったよ)
生理に関連して、女性が偏頭痛が起きやすいという。

これはエストロゲン(卵胞ホルモン)の減少により
セロトニンの減少を引き起こした結果
CGRPの放出が起こるという機序らしい。

つまり、そもそもセロトニンの生成がうまく行ってない
大腸あたりに問題があるような人は
偏頭痛が起きやすい状態だとも言える。

これをポリヴェーガル理論の分かる範囲で結びつけると
この理論における重要なポイントである「安心」は
腹側迷走神経の活性化のためにオキシトシンが必要となる。

オキシトシンは他者とのつながりによって生まれ
セロトニンと結びつくことで「愛」になる。

この理論を読み進めて思うのは
とかくストレスフルで身体的接触が減った世の中において
多くの人の不調、緊張というのは
おそらく人が想像しているよりもずっと多くて
みんなその正体を知らないのではないかということ。

頭痛にしろ、身体の緊張にしろ
ストレスですね、と言ってしまうことの多い問題も
なぜそれが起きているかを上手く説明出来ずにいたのではないか。

ストレス、つまり、「安全」ではない環境にあることで
背側迷走神経が活性化して
身体は緊張するし
オキシトシンなどの繋がりは生まれず
偏頭痛を引き起こしていく可能性があると。

社会交流が直接的に偏頭痛を解決するわけではないが
セロトニンの関係性を考えれば
頭痛薬を飲む前に自分の人生がどうか、を考えてみるきっかけにはなる。

ちなみにだが、偏頭痛は炎症なので
冷やす方がいいらしいですよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?