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【他伝:誉さん⑤】出会い多き就活生

私のページを訪れてくれた皆様、ありがとうございます。
そして、ようこそ!

どうも、LOLerです!
読みはローラーを想定しています。一応。

遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます!

2024年の投稿としては2つ目の記事になるのですが、
執筆はこれが初!

......という、こちら都合で新年の挨拶が遅れてしまいました。
申し訳ありません。

皆さんは、初詣どんなお願いをしましたか?

実は、初詣の起源が鉄道会社のプロモーションであったことをご存知でしょうか。
閑散期であるお正月の集客として“初詣”をイベントごとにしたそうです。
“初詣”という言葉自体もこの時にできたみたいですよ!

ちなみに私は、浅草寺へ初詣に行きました。
参拝したのち、おみくじも引いたのですが

結果は“凶”!!
......私昔っから、凶を引きがちなんです。

でもまあしかし、
「これ以上、運気は下がりっこない!上がっていくだけ!」
というお告げなわけで、悪いことではないというし、大丈夫!!

......うん(運)!!

さて、そろそろ本題に入りましょう。

今回は誉さんのラスト記事になります!

※誉さん、当初の予定よりもだいぶ長くかかっちゃってごめんね!
お付き合いいただき、ありがとう!
※そして皆さんも、いつも読んでくださりありがとうございます!

最後の記事は、お仕事編!

アルバイトでの経験や就職活動についてのお話になります。

それでは本編へどうぞ!


駅員バイト


小さな頃から、電車が好きだった誉さん。
電車に乗っている時に、

「この車両は40年前のものなんだ。
あの人が自分と同じくらいの年齢だった頃の姿を、この車両は見ていたんだな」

と、想像したり

JR総武線快速 逗子行きの電車に乗った時は、

「私が座っているこの席に、憧れの横浜の人が座るのか!」

と心躍らせたり。鉄道への愛は筋金入りです。

※私たちの住む千葉から逗子行きの電車に乗ると、
東京駅をこえ、神奈川県に入り横浜へ行くことができるのです!

取材時にも、
「電車が減速したり、加速したりしていく時の、モーター音がいいんですよ!」と、キラッキラの笑顔で語ってくれました。

そんな誉さんの将来の夢は、小学校に通う頃から変わらず
電車の“車掌さん”

実は、高校3年生で進路を決める際にも、
鉄道系の専門学校と4年制の大学とで悩んでいたそうです。

悩んだ結果、馴染みのあるJR線の車掌さんへの憧れが強かった誉さんは、
4年制の大学を選択しました。

と、いうのも、JR線の車掌さんの多くは4年制の大学を卒業している方。

夢に近づくための選択をした誉さんは、
大学生になり、「鉄道関係のアルバイトをしてみたい」と思うようになりました。

各鉄道会社のホームページで、求人情報を探していると、
東京都内のある私鉄で、駅員のアルバイトを募集していることがわかり、応募。
面接などを突破し、晴れて、駅員さんになることができたわけです。

夢に一歩近づけた喜びとは裏腹に、
駅員さんの苦労を目の当たりにします。

誉さんが最初についた勤務地はその私鉄の終点となる駅でした。
終電がホームに入り、車両内を点検していると、
酔っ払って、ぐっすり眠っているお客様が。

そのままにしておく訳にもいかない為、声をかけて起こそうとすると、
理不尽に怒鳴られる。こんなことは日常茶飯事だったそう。

また、私鉄であったこともあり、
社員の方に近い仕事を経験できる場でもあったそうですが、
これもまた、いいことばかりではありません。

特に、お金のやり取りをするときは、「絶対にミスはできない」
いつも緊張気味なんだそう。

実際に経験することによって
臨機応変さや、忍耐力を求められる駅員さんの仕事を知った誉さんは、
好きなことを仕事にすることの難しさを感じたと語ります。

電車の車掌さんという夢に不安を感じつつも、
完全に諦めることはできない誉さん。

残酷にも時はすぎ、誉さんは大学3年生に。
ついに就職活動が始まります。

※現在は大学3年生の夏から就職活動を始めるのが一般的と言われています


出会い多き就活生


就職活動に伴い、
鉄道会社から交通系全般に視野を広げていった誉さん。

鉄道への憧れはありつつ、
“タクシー会社”に魅力を感じていきます。

自分とお客様だけという空間であれば、

「一人一人に合った丁寧な“おもてなし”ができるのではないか」

と感じたそうです。

その気持ちが企業側にも届き、
なんと大学3年生の12月には
2社のタクシー会社から内定をもらうことができました。

※これは驚異的な速さです
※当時この話を三軒茶屋の居酒屋さんで聞いた時はかなりびっくりしました
※こっちはまだ、選考すら始まってないぞ!?と

しかし、給料面や労働体系による職業への偏見が残る現代。

「名前の知られている大学まで行ってタクシー会社へいくの?」

と言われることも。

誉さん自身も葛藤を抱え、
所属しているゼミの先生や
サークルでお世話になっている大学職員の方に相談してみることにしました。

誉さんは、葛藤、悩み、やりたいこと、その全てを話します。

相談した多くの大人たちは誉さんの決断を妨げないようにと
「いいんじゃない?」と返す中、
1人の大学職員の方からの返答が誉さんの心を動かします。

「いいとも悪いとも言わず、自分の就活時代の話をしてくれたんですよ。
遠回しに、別の道もあるよって言ってくれているように思って」

※別の道への興味や憧れも持っていた誉さんだからこそ、
そのように聞こえたのだと私は思うなあ
※めちゃめちゃ独り言......

大学3年生もそろそろ終わる1月ごろ。
誉さんは、就職活動のやり直しを決意しました。

就職活動テイク2を始めた誉さんは、
ある日、東京ビッグサイトで行われた合同企業説明会に参加しました。

その際、フラッと立ち寄った人材派遣の会社のブース。
会社の説明が始まると思いきや、誉さんの就活相談にのってくれたそうです。

※さすが人材派遣会社!
※人材派遣の会社の方に就活相談のってもらえるとは、ついているな!誉さん!

その企業の方は就職活動の時期について、

会社の内部、深いところまで見せてくれるのは今だけ。
その中の一社に就職し社会人になれば、
その他の会社にとってあなたは別の会社の社員になってしまうから、
内部のことを見せる訳にはいかなくなる。

こんな機会は、就職活動中くらいしかないのだから、
自分の興味のある業界に絞らず、色んな会社を見ることで、
社会がどう回っているのかを知ってみるのもいいんじゃないかな?

と、話してくれたそうです。

さらに、東京ビッグサイトでの合同説明会の帰り
普段はあまり利用しないタクシーに乗ってみた誉さん。

タクシー会社からの内定を頂いていることはふせ、
運転手さんに、「タクシーで働くのってどうですか?」と、質問を投げかけます。

その方は中途採用でタクシー運転手を始めたそうで、

「タクシーの運転手はいつからでも始められる。ほかの見てからでもいいんじゃないの?

と、声をかけてくれたそう。

それからは、交通関係に絞らず、
ホテルや地元の企業、バス会社、憧れであった鉄道まで
様々な業界の説明会に参加し、採用選考を受けっていたそうです。

※私は勝手に、
タクシー会社をサバサバ系の元カノ
鉄道会社を綺麗系の高嶺の花
と想像して執筆しています

※失礼いたしました

さて、就職活動の幅を広げていった誉さん。
もちろん、鉄道会社の採用選考にも参加していました。

選考フローには全6回の面接があり、2回の面接をクリアした誉さん。

3回目の面接官は20年目の大ベテランでした。

しかし、その面接官の方、
偶然にも誉さんと同じ大学を卒業していたそうで、
面接の盛り上がりは上々。

後日、届いたのはお祈りメールでした。

就活を経験した今だからわかる、
盛り上がり=合格
ではない難しさ。

鉄道会社への憧れという未練もあったため
結果を知ったその日は、とても落ち込んだそう。

※そりゃそうだ

しかし意外にも、翌日の朝には
鉄道会社への諦めがついたといいます。

※え!?

「こんな言い方はあれですが、落ちて安心したんでしょうね」

駅員のアルバイトを通し、
鉄道業界で働くことの大変さや怖さというものを
知った誉さんらしい言葉でした。

たくさんの人との出会いと
葛藤を幾度となく乗り越えた誉さんは
自分と向き合い直し、

「現場(表にたって、お客様の相手をする)よりも、
裏方として、皆が働きやすいようにサポートしていく方が
自分には向いているんじゃないか?」

と思うようになります。

※就活って終わりの見えないトライアンドエラーみたいだなあと思ったり

また一つパワーアップした誉さん。
そんな誉さんの就職活動は
大学4年生になったばかりの4月半ば、
バス会社から総合職での内定をいただいたことで完結します。

バス会社の総合職では
運転手さんたちの勤務表や時刻表を作ったり財務、広報などをおこなったりするそうです。

まさに、【他伝:誉さん④】ドタバタ合格記でお話しした
オープンキャンパスの準備期間に誉さんがしていたこと!

※しかも無給で!

就職活動を終えた誉さんは

「運転手さんたちを相手にした仕事があるから、どんな方たちがいるのかな?」

と、不安まじりにも、楽しみそうでした。

私は誉さんの友人として言い切ります。
誉さんが新しい環境へ行って、上司の方に怒られることがあるとしたら
残業のしすぎくらいだろうと。笑

たまには定時で家に帰って、日向坂46に癒されなさい。笑

エンド


取材を受けての感想

誉さんから送っていただいた感想を、そのまま掲載させて頂きます。

私も、人生のお話(=ライフヒストリー)をきくのが好きなので、色んな方からお話伺いますが、まさか自身の話で取材を受けるとは…!?

文字化され、「あの時こうだったな」と振り返るきっかけになったり、
また他の方からの視点を得られたり。

人生経験の浅い話でしたが、読んでいただきありがとうございました。
参考要素は無いですが、話を楽しんでいただけたなら幸いです。

そして、ここまでキレイにまとめてくださったLOLerさんや関係者の方に、
心から感謝申し上げます。

ありがとうございました。


謝辞


取材を申し込んでから、2度も年を越してしまうほどの長期間、私に付き合ってくれた誉さんに感謝の言葉を残しておきます。

何度も言うようだけれど、本当に長期間ありがとう!

原稿の確認をお願いするたびに
「忙しい中、書いてくださってありがとうございます」
なんて労いの言葉をくれて......ほんと頭上がりません。

私が大学に入学して、初めて居場所に巡り合ったのは、
間違いなくバスツアーです。

そして、その居場所に気がつくことができたのは、
紛れもなく誉さんのおかげだと思っています。

不真面目な私のお世話をしてくれたからではなく、
誉さんの周りがなんだか、ひだまりみたいに暖かかったから
居心地が良かったのかもしれない。

「いつも皆さんの時間を頂いている」

と、言っていたことがありましたね。

私は誉さんがいるバスツアーだから
大学生活という時間の一部を
オープンキャンパスで彩りたいと思ったんだよ。

最高の思い出と経験と出会いをありがとう。

そういえば、私のマニュアルってできてる?笑
冗談です。笑


次回予告


次回は、番外編!!

広島で完全予約制のカフェを経営する
2人の大学生にお話を伺うことができました!

番外編になります。

ほっこり優しい、そんなおふたりの魅力について
丁寧に執筆させていただきます!是非お楽しみに!

次回の投稿は、
おふたりのカフェの最終出店に向けた
予約開始日1月27日に合わせてします!

また明日!

最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。
では、また!

誉さんの記事をはじめから読みたい方はこちら↓

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