見出し画像

週刊LOM BABY【第0回】

皆さんこんばんは。先週の記事でやらかしました、.rです。

今週はマイルドに、内容で言えば第0回のような内容をお届けいたします。

Founderの2人について

NYの展示に向かう2人

大学生の時に出会って

R「まず、Founderの2人についてなんですけど、これはあれかなNFT始める前の話から聞いた方がいいのかな。まず、2人が会社を立ち上げる前の話から…じゃあ、どこで出会いがあったのか。」

ニカ「東京だね。東京新宿。新宿駅南口。今のNEWoManの向かい側のところで、南口の山になってるとこ上がってって、奥にオダギリジョーみたいなやついたから、東京ってやっぱすげえなみたいな。なまらやべえじゃんみたいなね。それがakoだったね。」

ニカ「ハットと黒スキニーと半分坊主半分ロン毛の人みたいなやつで、なんやこいつと思ったんだけど、なんかすぐ意気投合したよね。」

R「おお」

ニカ「そこからね、ずっと遊んでて、akoの家もよく行ってたし、なんかみんなで夜遅くに髪染めたりとか、ゲラゲラずっと笑ってて、授業遅刻して~とかずっそんなんばっかだった。」

R「大学生って感じしてますね。」

ニカ「でね、1回ね、あんまり会わなくなるんだよね、akoと俺が。学部も違ったし、なんか1回喧嘩したのかな?
 何かのねタイミングで疎遠になってって、それぞれの仲良い人といるみたいな感じになってて。」

ニカ「3年生になったときぐらいに、akoがなんか絵を最近始めたとか聞いて、ご飯に誘われたんだよね。渋谷にあるジンギスカン屋に行ったの。
 久しぶりに話して、なんか1年ぐらい全然会ってなかったね~みたいな、楽しいねみたいな感じになってその日は解散したの。
 そしたらすぐにakoが絵で受賞して。すげえじゃん!みたいになって、俺もちょうど先輩たちとアートやってるから一緒にやらない?って誘ったんだよね。」

ニカ「その頃、俺はアートやってる先輩たちと絡みだすようになってて、その先輩たちと展示とかしてて。
 そこにもakoも遊びに来てくれて、その頃にはもう、2人で活動し始めようみたいな感じにはなっていて、先輩たちといろいろやっていきながら、結局先輩たち卒業する半年前ぐらいから2人でやりだして、一緒にニューヨーク行ったりとか、原宿で展示したりとか、新宿で展示したりとか。」

ニカ「そこからいろんなね、カメラマンやってる友達とかから人脈繋いでもらって、GARNIってブランド協賛に入ってもらって表参道ヒルズで展示したりとか、いろいろやっていって、その展示でね、なんかまた1回ね、クラッシュした、2人の関係が、akoももうなんか続けんのどうしようみたいな感じになっていて。」

R「2回目ですね。」

ニカ「なんかもうそれなら2人でやってけないね、みたいな感じになって、表参道の展示終わった後ぐらいかな。
 大学生のときってやっぱり精神の浮き沈みとかのコントロールとか、まだ出来上がってないから、今思えばよくあることなんだけど。何回かそんなことがあって。逆に毎日のように一緒にいたから、そんなこんなで1年ぐらいまた会わなくて、1年後ぐらいにakoが子供できたぐらいかな、おめでとうって言いにイベントで再会したときぐらいからまた仲良く会うようになったね。」

ニカ「俺は卒業してすぐはね、なんか東北沢にレンタルオフィスみたいなのを借りて、先輩たちのマネジメントとかしてたんだけどそこまで続かなくて、その後はロボットの会社に入ったんだよね。
 akoは、デザイン会社でずっと働いてて、その頃ぐらいからオフィスも近くなったし、akoの子供の話も聞いて、また毎日に会うようになったんだよね。」

ニカ「その頃もうakoも父ちゃんなってたし、これはもう3回目ぐらいだからさ、3度目の正直で普通に、お互い何かいいねみたいな、別にこういうラフな関係というか、ラフにまたこうやって会えるようになって楽しいね~みたいな話をしてたんだけど、やっぱり、2人でコンペやろうってなって。
 その前の年に俺がロフトの受賞を会社にいながらデザイン賞取ったわけ。コンペでちょっと何か賞とか取って遊ばない?みたいなことを言って、そのときも50万とか自費でかけてね。」

R「熱量がすごい」

会社立ち上げ後の波乱

ニカ「その頃から、俺ら2人って若いときの精神力を自分たちを抑えきれないほどエネルギーが強かった。
 本当に、2人でやるエネルギーがめちゃくちゃ強かった、昔からどんなときも。
 だから、いや、俺らなら絶対何かできるよって言って、やり出そうという話になって、3ヶ月ぐらいかけて2人で会社立ち上げる準備して、立ち上げたんだよね。
そしたら、会社始めてすぐにコロナになっちゃってそのとき貰ってた仕事も失くなって。」

R「自分も就職のときでした。」

ニカ「また来たのよ、第3度目の正直が来たの。」

R「えっ」

ニカ「akoが俺はもうやめて一般人に戻ると。会社どっか転職するわと。
 辞めるっていうからさやっぱ3度目の正直でさ、俺もそのときに言ったんだよもう。普通だったら、いいわ辞めるわ、バーンってぶん殴ればいいところじゃん。
 でも一回冷静なろって言って、もう3回目は何か、そんなふうにお前と別れたくないよ、1回考えて、俺らは何かできると思うよって言って。
 1回どっかに2人とも転職して、お金稼いで時期見る?みたいな話になって、転職活動ね、1日だけしたの2人とも。転職クソだよとか言いながら。」

R「あの頃はいろいろヤバかったですもんね。」

ニカ「そしたらakoが、「そういえば最近俺が個人でやってる〇〇さんって人からもらった三、四十万ぐらい仕事があるんだけど、その人、もしかしたら頼んだら仕事くれるかもしれない。」って言ってきて。
 そこから俺は、「いやもう今日行こう!」みたいな、今から面白いやつ出てきたからって言って俺を合わせてくれとakoがまず最初に30分ぐらい行ってくれて。そしたらLINEで来てくれって、行って、それが今も仕事をくれる社長で。」

R「おお」

ニカ「僕たちこれもできて、前の会社でこういうふうに売り上げあげてって頑張ってプレゼンして、そしたら来週飲もうか、ってなって。
 次の週に社長以外にも偉い人交えて飲んで。必要性ないとか反対の人いたけど、そこでもプレゼンして、じゃあ来週から来てよみたいな感で仕事もらえて。
 しかもお金やばいんでしょみたいな。来週からもうお金出すよって言ってくれて、やっぱそういうとこ漢なんだよね、社長。」

ニカ「そこからは命がけでね、やっぱ恩返ししたいから結果出して、本当に四六時中その仕事のこと。起きてからも、寝る前ずーっと、調べ物も全部していろんなところも行って、バーってやっていって。
 社長もコロナの一番やばいときはさ、もうお前らにお金払えないかもってなっちゃって。税理士の人紹介してくれたコロナ補助金制度があるよって教えてくれて、そういうのをもらって首繋いでたら、なんだかんだデザインの仕事だったりとかLVMHの仕事とかやっぱ友達伝いでいろんな人からお話もらえるようになっていって。」

ニカ「めちゃくちゃだった、今考えるともう何にも成り立ってない。
 もうその仕事くれる社長の会社の社員みたいな日々を過ごしていたんだけど、LVMHがそういう話が入ってきたあたりぐらいからもっとやれるんじゃないかとか思いだして。
 自分たちから仕事を探しに行って、企業の仕事やってめちゃくちゃ安いんだよね。1ヶ月ぐらいかけてやって5000円もらうみたいな、そんなこともやってきて。
 でもずっと楽しかった。」

ニカ「今みたいに経費とか全く使ってなかった。本当に。給料もらって給料を使う。ただそれだけでずっと最初の頃にあった50万の貯金が毎月1万ずつ減って25万になってくみたいな。本当にジリ貧の生活をしてて。
 そして俺が子供できるってなって、akoはずっと言ってたんだよね子供できると人生変わるよ、みたいな。
 俺も子供できてなんかやっぱ責任感生まれて、ちょっとやばいなぁみたいなことも思って。なんかいろいろ思ってて、「どうにかしないといけないね、俺らもLVMHやってるしもっと大きく会社動かしてこう」って言って、いろんなWebデザイン系の方のサイトをやるような会社としてモデルチェンジしてこうかとかいろいろやって。
 その頃もコンペとかも並行してやってたりして。」

R「かなりハードな生活だったんですね。」

ニカ「もうめちゃくちゃやってたんだけど、なんかもう、もうずっと何かをもがき苦しんでる感じ。
 しかも社長の仕事もすごい忙しくて、朝から行って夜まで会社で、その事以外してると終わらないみたいな状態だったから。本当に昼ご飯しか楽しみないねみたいな感じではあって。」

NFTとの出会い

ニカ「子供産まれるって3ヶ月前ぐらいに、akoが年末の間にこんなことしててさみたいな話されて、何々って話聞いたのがNFTで。」

R「LOM BABYの前のako個人でやってたNFTですよね。」

ニカ「そのときも覚えてんだけどね。なんかすげえ雷走ったんだよね。
 だからakoに一発目に、もうやろう、けど俺1回死ぬほど命がけで全部調べ上げるわ!って、よくわかんないから怖いからって言って。
でもなんかこれな気がするとは思っていたんだよね。」

ニカ「去年の2022年だそれは、始めたのがそこで、それをやってこうって言ってもうガッツリLOM BABYの構想が決まったのが、そっから2ヶ月後の3月ぐらい。奥さんがもうあと1週間で生まれるっていうときに、大きくなってるお腹を見て、頭に降ってきて、本当に。あの小説のごとく。」

R「Grimoireの小説だ」

ニカ「すぐにakoにLINEバーッて送って、やばくねみたいな、それで行こうみたいな感じで。
 3月からスタートしてやろうってなったときに、イーサリアムが50万から23万ぐらいまで大下落して、とんでもないねみたいな話になって、最初っからまた波乱だった。」

ニカ「最初に77体売るときなんか、77体のうち13体ぐらい売れたらいいな~ってぐらいにしか思って無くて。」

ニカ「そしたら全部完売しちゃって。そこからイベントとか呼んでもらえるようになって、いろいろ話ししたりしてどんどんどんど進んでいって。
 そうやって身の回り見えるようになってきたら、ユーティリティってものが必要になって、LINKを作ったりとかRASH作ったりっていうことをやっていたら、ある人に大手広告企業の社員の人に繋いで貰ったりとか、仕事内容がどんどん加速していって、Web3ってやっぱり強いぞ!って。」

R「自分が手伝い始めたのはこの辺りだったよね。」

ニカ「しばらく経ってまたNFTが大暴落して、もうやばいよ冬の時代だよって言われたときがあって。そこが6/6のセールの時だったんだよね。
 66体をLOMの日にファンの方たちに「僕たちはやめる気ないよ、生きてるよ」っていう意味でもやろうと思ってて。
 色んな人に相談しても無理だと思うって言われたし、俺らもなんか無理な気がしてて。」

ニカ「まあでもファンの人に売るっていうことだから、66体ぐらいなら皆さん楽しんでくれるのかなって、メンバーもいるしと思って。
 やろうとしてたら、いきなりERC-6551って素晴らしいモノが落ちてきて、これやろうぜ!ってすごいスピードで話して2週間で構築したら、あれよあれよと66どころか、もっとみたいみたいほしいほしいって言われる状態になって、間に合うかわからんけどakoが書けるって言い切ってくれたから77×3の231体のセールでやることを決めたんだよね。」

R「あのときはヤバかったね。」

ニカ「GEISAIとかNコレのイベントにも参加して。GEISAIのときはRTFKTのBenit0さんにも評価いただいて、6/6のセールではERC-6551でいろんなところから反響を貰って。
 そこからは、大手通信会社さんとかギャラリーさんからも声かけていただけるようになって、ニューヨークで展示させてもらうこともできた。」

ニカ「本当にふと見返せば3ヶ月前なんて今の自分たちよりも10分の1ぐらいちっぽけだったのに、それを毎月毎月のようにシフトアップしてものすごいスピードで上がってるから、去年の1月に始めた頃なんて、本当に貯金も何もなくて、Web3始めてからだ、貯金ってものがあるのは。どんなにすごいことをやっても100万円の案件なんてそうそう無かった。」

ニカ「あぁ自分で言うのもアレだけど面白いな。涙出そうだな、振り返ってこんな話してみると、何者でもなかったところからここまでよく来たな。
 でもずっと何者ではあると思い込んで俺らやってきたもんね。」

ako「ずっとそれを信じてたね。」

ニカ「俺らはそれでしかなかった逆に。自分たちは何者でもあるって思い込んでずっとヴィトンの社長のように振る舞い続けて、今どんどんそこに近づいてってるっていう。」

2人の関係性って

ニカ「毎日2人でいることが苦か苦じゃないかっていうと、通常だったらみんなは苦だと思うし、苦じゃないって思える、男女ってねカップルとか男同士でもそういう存在も全然いると思うんだけど、なんかそんなかわいいもんでもなくて。
 お互いがお互いがいないと、面白い次のものが作れないっていうことが延々と続いてるんだよ。本当にずっとめちゃくちゃ面白い。」

R「おお、初めてかもちゃんとこういう事聞くの。」

ニカ「なんかずっとおもろいゲームをずっとしてる感じ、そのゲームしてる間に、ラスボス火じゃなくて雷だったら殺せんじゃね?って俺が思いついて、akoはあの剣とあの魔導具を配合したら、雷のめっちゃ強い剣できたわ~って感じで。
 倒したら倒したで次に、門が開いて新しい世界に向かうみたいなそんな生活なのかなっていうのを思っていて。」

R「すごく羨ましい」

ニカ「多分、それがなくなったら週1でいいもんね。映画見に行こうぜ~みたいな。
 別にそういうのも楽しいからさ、普通にそういう友達だっているだろうけど、なんか大きく違うのはそこだし、俺は特にそこがずっと面白いものを追いかけているし、自分たちで作ってるから。
だから、よく言う「楽しんでるやつには勝てない」っていうところに対して俺らはめちゃくちゃコミットしてるんじゃないかな。ずっと楽しんでる。」

ニカ「ある意味だから会社にしたってのは良かったかもしれない。どこか一線引いてお互いにビジネスとして話すときもちゃんとあるし。
お互いが何か違うんじゃないかってなったときも、別に激情することもなく、一旦待てよ、俺はそれもわかるし、akoの言ってることもわかるけど、ビジネスで考えたらやっぱ守らないといけないじゃん?とか、なんか俺らにとっては会社っていう母体を作ってそこの制約の中でやるのが結構性に合ってた。」

会社を立ち上げて5周年

ニカ「そしたらあっという間に5周年だよね~。
 別に嘘ついてるわけでも、繕ってるっていうわけでもなくて、有言実行してきたっていうのが俺らのこの5年だったかなって。
 絶対こうしますって言って、普通の人だったら、そんなことを1ヶ月じゃできないし、普通の人だったら言うことも恐れるかもしれないけど、言って毎回それをやるってのをずっと繰り返してるから。
だから次に作ろうと思ってるものも、本当にできるだろうし、今回の展示ってすごいものになるだろうと思ってるよ。」

ニカ「というのが俺らのお話かな。」

ニカ「ako一回ハグすっか!ちょっと、ちょっとなんか泣きそうだ。」

ako「わはははは!!」

ニカ「ありがとうほんまにね、ありがとう。」

ako「ありがとう。」

ニカ「これからもやっていこう、ここゴールじゃないからさ。」

この記事が参加している募集

お金について考える

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?