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祇園祭はよいよい

いつの間にやら、京都は祇園祭月間ですね🏮
本日の巡行もひとまず無事済んだようで、何よりでした。夕方からは神幸祭ですね〜。

今年は土曜日が宵山、日曜日が前祭さきまつり巡行。しかも本格的な開催は三年ぶり。これは…かなりの混雑が予想されるのでは。
筆者は今回、そんな中にも出て行こう、という気概はさすがに湧いてこず😅祇園祭は家で冷房にあたりながらテレビで見るもんと言っていた祖母が思い出される笑 ※人それぞれです
というわけで、仕事が休みだった先日、粽をいただきに日中宵々山へ行ってまいりました!

***

浴衣でキメようかなと思っていたものの、当日は雨の予報。←
雨ふらしにちなんで傘柄が好きな筆者、浴衣も傘柄の生地を仕立ててもらったのが一着あり、それを着るつもりが…なるほど?笑 まあ降ればシャレがきいてるかもしれませんが、面倒にもなってきて、も~わかったわかったと浴衣はやめにし、代わりに祭っぽいもので雰囲気を楽しむことにしました。

暑さを和らげるべく、うちわを持参
今回はバッグに入る小さめのものにしました
この情趣ある色とかたちが気に入って愛蔵
熊本の伝統工芸品です
せっかくなので手ぬぐいも
今回はこの3種から選ぼうと
*左は色落ちしてますが注染染め
愛嬌のある野菜(カブ)柄💚
*真ん中は大阪の国立民族学博物館で販売してる品
いろんなお面がちょっとこわくておもしろくて笑
*右は和歌山の熊野本宮大社参拝の際に入手
八咫烏がカッコイイ新品!
どれを連れて行ったでしょうか^^?

今年は岩戸山さんで粽を授かることにしたので、とりあえず四条通まで行くことに。(筆者は決まったところではなく、何となくピンときたり、その時いただきたいご利益でどこの粽にするかを決めています)。四条に着くと、京都大丸の地下にあるショーウィンドウにはタイムリーな祇園祭にまつわるディスプレイが。見出し画像に使わせてもらいましたが、👇🏻もそう。

下部の立体ミニチュア山鉾はなんと可動式
レールに乗ってゆるりと巡行していました
凝ってますね😳

ちなみに、巡行の際には必ず先頭に立つ“くじ取らず”でも有名な長刀鉾は、大丸のほど近くに建っています。さあでは自分は岩戸山を目指して四条通を南下すべし、と歩道に出て……絶句。
え、今日って平日ですよね???
そして今は昼下りでしたよね???
この大勢の人波はナニゴトですの💦💦💦(宵々山です)
いやいやいや、わかってるけど避けようと思って来たのよ私はニンゲンを!まさかこんなにニンゲンがいるなんて!(おまえもやぞ)
結局、後から知ったところによると、宵々山でも25万人の人出だったそうです\(^▽^)/ギャー

今年は歩行者天国も復活して屋台が並び、老若男女が思い思いに楽しんでるのは活気があっていいとは思いましたが、人がさほどいなかった時は山鉾も見やすいし楽だったな~とも💦昼すぎに来ればよかった…^^;
もはやしょうがないので、できるだけ人がいない道を選び、どうにか岩戸山さんに到着。(さすがにこの状況では完全マスクだわと判断、言うほど暑くない日だったのは助かりました😷)

やはり神聖で、文化財としての風格も感じます。以前、一度中に上がらせていただいた記憶が蘇るな~(今年は不明ですが、その時は拝観料を納めると観覧できました)。

南側
白布で覆われている建造物では授与品を販売
筆者も大本命の粽と、お菓子を授かることに
後述でご紹介します
岩戸山さんへのお供えもの
豪壮!
ちょうど備え付けが終わったところでした
こちらも山鉾の建て方と同じく、釘を使わず縄で縛って組み立てる“縄絡み”の技法かな…?

無事に粽を授かってふとあたりに目をやると、山車の近くの家屋に岩戸山のギャラリーが😳✨関連美術品を拝見できるとのことで、これは入室せずに帰るわけにはいきません! ※撮影も可

屋敷に入った瞬間、思わず息を飲みました
清浄にして艶やか
暑いのも忘れ、魅入られる筆者😇
『日月龍額唐子嬉遊図綴織』(一部刺繍)
巡行時、山鉾の背面を飾る“見送り”とよばれる部分
色彩の華やぎに感動
『ベネチュア図』(作:皆川泰蔵)
所蔵品かな、ろうけつ染めなんだ…!
すばらしい、圧巻です
しかもこちらがあることで室内がグッとモダンに
見送りと対にした展示は互いを活かし合って非常に魅力的な空間になっていました
山の縮小版の作品
人も乗ってる😊(紙細工だったような)

筆者は利用しませんでしたが、ギャラリースペース奥にはカフェもありましたので、情報としてメモしておきます🖋いつか機会があれば行きたいな~。

そして、以下は岩戸山以外の山鉾です(比較的よく撮れたものだけ掲載)。提灯というのはやはり独特の風情があって、心の琴線に触れるよな…と。

白楽天山
放下鉾

こうして目的を果たした後は、早々に退散いたしました笑 結局、ポツポツぐらいで雨はほとんど降らず。浴衣でも行けたな🤔お出ましの皆様の総力が強かったということで!

こちらが岩戸山さんの粽✨
うちはこのように吊るして玄関先に飾ってます
ご利益は開運・厄除け
何卒よろしくお願い申し上げます🙏
粽を授与してくださるときの紙袋

紙袋の裏面には、岩戸山と祇園祭の粽についての説明も記載されています。

天岩戸を開いて天照大神の出現される日本神話に取材。山とはいえ室町時代、狩野永徳の洛中洛外屏風で見られる岩戸山には既に車輪が描かれており、鉾と同じ車をつけた曳山である。屋上に真松を建て、三体のご神体(人形)を飾るが、天照大神は胸に神鏡を懸け、しゃくを持たれ、脇の手力男尊(戸隠大明神)と共に、白直衣しろのうし姿で垂纓すいえいの冠を被られている。屋根の上には金襴の陣羽織に大口袴を着され、唐冠を被られ太刀をはいし天の瓊矛ぬぼこを突き出された伊弉諾尊を安置。

岩戸山(下京区新町通仏光寺下ル)の由来部分
そしてもうひとつの授与品・岩戸せんべい
祇園祭限定でございます
元々、末富の玉子煎餅が大好きな筆者
これが買わずにいられるか笑
包装を解きました
ちゃんと熨斗までついてます
鳥居に長鳴鶏がなんとも典雅~
(瓢箪の箸置きと黒檀の茶托は私物)
さすが末富さん
老舗の仕事ぶりにぐうの音も出ない
銘菓・野菜せんべいと同じく薄紙にイン
こちらは胡麻の風味が香ばしい~
お茶は何でも合いそう
裏切らない美味しさに乾杯😘

おまけ
四条通沿いの野村證券さんの玄関先天井
長刀鉾からくり時計でございます
決まった時間になると下からミニ長刀鉾が現れ音楽が流れるそう🎵
実は筆者まだ未体験でして…
そのうち出会えるかな~(のんき!)

***

以上、簡易なレポートで失礼しましたm(_ _)m
これからまだ大船鉾が拝める後祭あとまつりも開催されますし、祇園祭は月末まで続くということで、お出かけの皆様は暑さに気をつけて楽しんでくださいませ👋🏻
それでは、またお会いしましょう^^


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