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【あがり症】個別性と普遍性

あがり症克服のために
トライアンドエラー
(セルフ人体実験ともいう)を
繰り返した、ロン毛のあがり症です。


私は、オリンピアンである
為末大さんのファンです。


というのも、
氏の書いた本に書かれている
「言葉」が好きだから。


中でも
今年出た「熟達論」という本。


「熟達」について
論じた一冊ですが、
圧巻なのがその言語化具合


もはや、
前人未到の領域に行っているのでは?
と思ってしまうほどの
言葉の力を感じます。


脳内シナプスがバシバシ繋がる
読書体験です。


自分の身体を
乗りこなすためのバイブルとして、
何度も読み返すことになりそうです。


で、ここからは
あがり症の話になります。


先日、
為末さんが投稿されたnoteを見て
考えさせられました。



10年ほど前に、
あがり症になってしまった私。


当時は、
どうすれば克服できるのか
検討すらつかない状態でした。


まさしく、氏の言う
「何が正しいことかわからないステージ」
です。


となると、
まずは試してみないことには
始まりません。


私は様々な克服法を
試してみました。


その結果、6年がかりで
「場数を踏む」
ことにたどり着きました。

(参考リンク)
そもそも「場数を踏む」とは?
結局、「場数を踏む」のがベストな選択


「場数を踏む」
ことにたどり着いた時に、
直感的に「コレや!」
と思いました。


直感は、
割と当たるもんです。


(参考リンク)
自己紹介3 〜転機〜


裏を返すと、
それ以外の克服法は
効かなかったということに
なります。


他が効かなかった理由は、
氏のnoteに書かれていた
「個別性」
もあるんでしょう。


「個別性」とは、
私の体や心、精神は
唯一無二であり、
他者とは別物ということです。


それゆえに、
以下のようなことが
起こります。


仮に、
「A」というメソッドが
私以外の人に効いたとします。


しかし、
その「A」が私に効くとは
限らないということですね。


そんな事を考えていると、
ちょっと心配なことが
頭をよぎりました。


それは何か?


「A」も効かない、
「B」も効かない、
「C」も効かない。



こうなってしまった時に、
藁をも掴む気持ちになり、
氏のいう「トンデモ理論」
行き着いてしまう人が
いるかも知れないなーと、、、



さて今回、
為末さんのnoteを読んで
「個別性」
という言葉を知りました。


私としては、
「個別性」という言葉を知ったことで、
むしろ「普遍性」
強く意識させられました。


普遍性とは、氏が
「熟達論」の中で書いていた
「型」にあたるでしょう。

とは、それ無くしては他の技術が成り立たない土台である。身につけられればその後の技能は大きく外れない。土台がしっかりしていないと、どんなに問題を解決してもモグラ叩きのように、すぐ次の問題が生まれる。あらゆる技能は型の上に成立しているのだ。

引用元:熟達論 P78
(為末大)


私は、10年間
あがり症と向き合ってきた中で、
その「型」
身をもって知りました。


それは、何か?


・緊張を無くすことは出来ないこと。
・緊張するのは当たり前であること。
・緊張をダメなものと考えれば、
 よけいに緊張すること。
・緊張する場面から逃げれば、
 緊張がいっそう脅威に感じてしまうこと。


などです。


引き続き
「型」に根ざして、
noteを発信していきたいと思います。


私の体験談が
皆さんのあがり症克服の
お役に立てれば幸いです。

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