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【あがり症】”緊張すると早口になる”ことについての考察

あがり症克服のために
トライアンドエラー
(セルフ人体実験ともいう)を
繰り返した、ロン毛のあがり症です。


今回のテーマは、
“緊張すると早口になる”
ことについての考察です。


“緊張すると早口になる”


たまーに、耳にするフレーズだと思います。


今回は、それについて考えてみたいと思います。


さっそく、私の実体験エピソードから。


超緊張しぃのワタクシ。


人前で話す練習会に参加しつづけたことで、
何とか人前で話せるようになりました。


以前、そこで”話す速さ”について
考えるキッカケとなる出来事がありました。


それがコレ。


スピーチ練習中に、
思考が追い付かなくなり、
自分が何を話しているのか
分からない状態になったこと。


いわゆる、「しどろもどろ」というやつです。


分かりやすく説明するため、この時の私の状態を
自動車の運転スピードに例えてみます。

「話す」のスピード違反


こういう状態です。


人が何かを話す前には、思考があります。


しかし、この時の私は、
「思考のスピード」よりも
「話すスピード」の方が早かった
ということです。


こうなると、自分でも何を言っているのか
分からない状態に陥ります。


この経験をした私は、
自分が早口になっているのでは?


と疑問を持つようになりました。


では、そもそも、なぜ緊張すると早口になるのか?


これは、

1、生理機能の働き
2、思考の働き

の2つあると考えています。


一つずつ説明しますね。


1、生理機能の働き


多くの方が、人前で話す時に緊張します。


そのときの体は、「戦い」や「逃避」に備えて、
力を蓄えている状態なんですね。


具体的に言うと、

心臓がバクバクし、
呼吸が荒くなり、
筋肉が強張るといった具合です。


このように、一種の興奮状態なので、
自然と早口になってしまうんですよね~。


ちなみに、この状態をイメージしにくい方は、
“口論している人(戦闘態勢の人)”
思い出してみれば分かりやすいかと。


私の経験上、”口論している人”は
普段より早口になっている場合がほとんどです。


つまり、そういうもんだということです。


2、思考の働き


ひらたく言うと、
不安によって、心の余裕がなくなるから。


人前で話している時には、
聞き手の視線がバンバンに刺さります。


こうなると、
人からどう見られているのかと不安になり、
ゆっくり話す余裕が無くなるんですよね〜。


結果的に、
早口にブレーキをかけることが難しくなります。


その他には、”沈黙””間”に対する
不安もありますね。


“沈黙”や”間”が生まれて、聞き手から
「ん?ミスってる?」と、思われたくないんですよね。


なので、”沈黙”や”間”が生じないように、
言葉で埋めたくなってしまいます。


その結果、せわしない話し方に
なってしまうということですね。


では、どうすればいいのか?


「ゆっくり間をとって話すこと」です。


「そのままですやん」と、
ツッコミが入りそうですが、ホンマそれだけです。


私の場合、初めは難しかったですが、
意識し続けることで、徐々に出来るようになりました。


これには、大きなメリットがあります。


それは、
「思考のスピード」を
「話すスピード」が
追い越しにくいこと。

「話す」の安全運転


つまり、「しどろもどろ」に
なりにくいということです。


さらには、

ゆっくり話せている自分を認知して、
安心する(緊張が和らぐ)という効果もあります。


(逆に、早口で話している自分を認知して、
 緊張が高まるケースもあります。
 “早口になるから緊張する”状態です。)


最後に


私が、人前で話す練習会で学んだことはコレ。


たっぷり”間”をとって話しても、
話を聞く側は、何も違和感を持たないということ。



つまり、”間”や”沈黙”に対する不安は、
自分の思い込みかも知れないということです。



さらには、話を聞く側からすれば、
ゆっくり話してもらった方が内容を理解しやすいです。


ということで、ゆっくり間をとって話すことを
意識してみてはどうでしょうか?


私の体験談が
皆さんのあがり症克服の
お役に立てれば幸いです。

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