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【あがり症】失敗体験についてもきちんと知っておこう ~失敗は成功のもと~

あがり症克服のために
トライアンドエラー
(セルフ人体実験ともいう)を
繰り返した、ロン毛のあがり症です。


今回のテーマは、
「失敗体験についてもきちんと知っておこう」
です。


“失敗体験によって、あがり症になった。”
“失敗体験によって、症状を悪化させた。”



こういった経験をされた方、いると思います。


かくいう私もその一人。


ということで、今回は、
当note初の、”失敗体験”に関する投稿です。


今回も、あがり症の方を
勇気づける内容になっています。


ぜひ、最後まで読んでみて下さいね。

失敗体験とは何か?


まずは、失敗体験の
言葉の定義から見ていきたいと思います。


“失敗体験”は、“失敗”の“体験”。


辞書の引用まではしませんが、
“うまくいかなかった経験”ですね。


さて、私のnoteは、あがり症について、
誰よりも深く掘り下げて発信することを
一つのミッションとしてします。

(理系人間として、そこまでやらないと
 納得できないというのもある。)


ですので、専門書には
どう書いているのかを見ていきます。

他人の注目を浴びる社会的状況に暴露させた後、安心でき、リラックスできる経験を得られなければ、結果として恐怖体験を繰り返すこととなり、その恐怖は強化されることとなる。

不安障害の臨床/穐吉條太郎他2名(P48)


仮に、人前で話した時に、
うまくいかなかったとしましょう。


後でそのことが気になって、安心できなければ、
ついつい頭の中で、
失敗した場面を何度も再生してしまいますよね。


そうなれば、その時の恐怖を、
何度も追体験することになります。


結果的に、恐怖に怯える状態が
続くということ。


つまり、失敗体験とは、

「人前で話したあとに、
 安心(リラックス)できない状態」
を指します。


ちなみに、失敗体験が脳にどう影響するかというと、

情動記憶の「固定」や「再固定」の際に、
恐怖を強める方向に働きます。

(詳しくは、前回投稿を見てくださいね。)


そうなってしまうと、
脳の一器官である扁桃体の反応が、
より過敏になってしまいますね。


結果的に、

人前で話す前よりも、
話した後の方が、緊張するようになってしまう。

ということが起こります。


私の失敗体験のパターン


正直なところ、失敗体験が多すぎて、
どれにするか決めれない、、、


・朝礼、終礼
・会議、打ち合わせ
・研修、講義
・レクチャー、プレゼン、司会
・飲み会、幹事、会話、雑談
 その他もろもろ、、、


おおよそ、身の回りにある、あらゆる場面で、
何らかの失敗体験をしたと思います。
(声が震えてしまう場合が多かったです。)


これだけ、失敗を繰り返すと、
自分の失敗パターンが分かってくるんですね。


ですので、今回は、私がよくやっていた
失敗パターンを紹介します。


【私の失敗パターン】

人前で話す。

声が震えたり、頭が真っ白になる。

自分ではコントロールできない
身体の反応に対して恐怖する。

身体の反応が出てしまった
自分に対して自己否定する。

そのことが気になって、
安心(リラックス)できない。

「失敗体験」になる。


私の場合、だいたいが、このパターンです。


これと同じパターンにハマってしまう方は、
多いんとちがいますかね。


失敗体験を防ぐためには


もう一度、失敗体験とは何か、について確認します。


失敗体験とは、

「人前で話したあとに、
 安心(リラックス)できない状態」
です。


ここからが、重要なポイント。


私が、つねづね思っているのが、

失敗体験になるか、そうでないかは、
本人の受け取り方次第だということ。


たとえば、皆さんの周りで
こういった人を見かけたことはないでしょうか?


・会議や打ち合わせで、
 緊張によってフリーズしてしまった人。

・声や体が明らかに震えてしまった人。


私は、長年、会社勤めをしていることもあり、
こうなってしまった人を、
過去に数回、見たことがあります。


それはそれは、見ている
コチラの心臓がバクバクになるほどの光景。



しかし、その人達は、翌日になったら
ケロッとした顔で出勤してきて、
何事も無かったかのように話せてるんです。


これが何を意味しているかというと、

その人達にとっては、
頭が真っ白になっても、声が震えても、
失敗体験にはなっていないということ。


仮に、過去の私が同じ状態になっていたら、
失敗体験になり、症状を悪化させていたでしょう。


しかし、そうならない人がいるということです。


この違いは、一体、何なのか!?


、、、


結局、起こった出来事の
受け止め方(解釈)次第なんですね。


そのことを、分かりやすく表にしてみました。


では、どうすればいいのか?


受け止め方(解釈)を変えないといけませんね。


とは言え、それが難しいのも分かります。
(自分がそうだったので。)


自分では制御できない身体の反応に、
恐怖するのは当然ですし、

長年かけて染み付いた思考のクセを
変えるのには時間がかかりますから。


でも、それをやっていくしかありません。


何もしなければ、何も変わりません。


「昨日と同じことをしていたら、
 昨日と同じ明日しかやってこない」
です。


ちなみに、現在の私は、どうかというと、、、


仮に、人前で失敗したとしても、
「まぁ~、えっか」とか、
「逃げずに挑戦しただけでも成功や」
みたいな感じです。


記事の一番最後に、
私がどうやって受け止め方を変えたのか?
に関する記事を貼っておきますので、
見てくださいね。


まとめ


今回は、”失敗体験”をテーマに投稿しました。


今回紹介したように、

うまくいかなかった体験を、どう受け止めるかが、
「失敗体験」になるか否かの分岐点です。



つまり、自分の“解釈”次第で決まるということ。


ここでひとつ、大切なポイント。


それは、

自分がどう“解釈”するかの選択権は、
100%自分が持っている。

ということ。


失敗を失敗と解釈することもできますし、

逆に、失敗から、何かの学びを得ることが出来れば、
「学びという成功体験」と解釈することも出来ます。


“恥をかいた”んだったら、
「恥に慣れる練習ができた成功体験」
と解釈できますね。


そう考えると、
“逃げずに人前で話したこと”そのこと自体も、
「逃げなかったという成功体験」
解釈することができます。


とどのつまり、
失敗は、自分が失敗と解釈した時に失敗になります。


失敗したから、「自分はダメ」ではなく、
失敗の中には成功につながる何かがあるはず。


あがり症と正面から向き合う際には、
「失敗は成功のもと」
という姿勢が大切です。


ということで、
コツコツと成功体験をゲットしていきましょう!


私の体験談が、
皆さんのあがり症克服の
お役に立てれば幸いです。

(関連リンク)
「緊張を受け入れる」ための言葉
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予期不安に対する私の対処方法
思わずやっちゃう「自己否定」
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