【ワイバーン】大空を自由に舞う獰猛な飛竜

イギリスに棲む獰猛な性格のドラゴンで、名前は毒蛇を意味する「Viper」からの派生だといわれている。鷲のような二本の足が生え、大きな翼で空中を飛び回り、飛竜や翼竜と訳されることもあった。ワニのような長い顔をしており、口には鋭い歯が並んでいる。
ワイバーンは、陸に棲んでいるものと湖に棲んでいるものの二種類がいた。湖に棲んでいるものには水かきがあり、自由に泳ぐことができたと思われる。また、紋章に描かれることもあり、紋章学では「強い敵意」を意味する。戦争下や軍隊を誇示する時に使われることが多く、その一方で征服
や厄病という意味も持っていた。