見出し画像

東京国立博物館常設展と「名作誕生」展

今週も行ってきた国立博物館w

平成館の「名作誕生」展を観に行く(3度目笑)。その前に常設展示に。
上記の着物の女性の画像は、近代美術コーナーにあった上村松園の「焔」。先日読んだり観能した「源氏物語」の「葵」に登場する六条の御息所(ろくじょうのみやすどころ)という有名人物をモデルにした作品なので、自分の中のイメージと比べられて楽しめました。身分は高いが嫉妬によって生き霊になった女性の姿。高貴さと恨みの念の双方を形にするのに色々工夫したんだろうなあ。なんかセクシャルな色気みたいのもあるよね。女流画家の視点て事なのかな。

あと2点の画像は縄文の土偶。やっぱいいなあ。この力の抜け具合が「名作誕生」展の雪舟の絵の中にもあったよなあ。気張り過剰気味の明治以降の日本に足りないものだと個人的には思うんだけどね。
7月に平成館で行われる縄文展も楽しみだな。

お目当ての「名作誕生」展は前回行ってきた時から一部展示替えあり。琳派の作品が増えてた。会期末に近いせいか前回に比べて混んでて、観覧がやや難儀だったが。
今回思ったのは「源氏物語」「伊勢物語」をちゃんと読んでおいた方が日本の美術を楽しめるなということ。前者はちょっと齧ったが、後者は全く無いからなあ…。高校の古文の授業も苦手やったし汗。

気にいっていただけたら、投げ銭おまちしております!