お久ひさしぶり、
私わたしの名前なまえを覚おぼえていらっしゃる？
モナ・リザです。

今日きょうも私わたしのお気きに入いり、ご紹介しょうかいするわ。

今回こんかいは私わたしにちょっと似にているって評判ひょうばんの人ひと。

この手ての組くみ方かたとか

あと、お顔かおの影かげとか

真珠しんじゅの女おんなって呼よばれているんですって。
どう？素敵すてきな方かたでしょう？

頭あたまに葉はっぱと小ちいさな赤あかい花はなのついたかんむり、
おでこのあれは、真珠しんじゅみたいだけど、木きの実みかしら？
穏おだやかな表情ひょうじょう。

ドレスの色いろも背景バックの色いろも、とってもシック。
彼女かのじょにお似合にあいじゃない？
なんて上品じょうひんなんでしょう。

この絵えはフランス人じんのコローが描かきました。
コローは自然しぜんの景色けしきを描かくのがお得意とくい。
風景ふうけいの中なかに、人ひとを小ちいさく入いれたり、ぽつんぽつんと赤あかい小花こばなを散ちらしてみたり。好すきだわ。

今回こんかいの私わたしのお気きに入いり、いかがだったかしら。
また次つぎもお楽たのしみに。

じゃ、またね。

モナ・リザ

Camille COROT　
La femme à la perle  1868-1870.
カミーユ・コロー
真珠の女 　1868-1870

ご案内　モナ・リザ

お読みいただきありがとうございました。
モナリザのお気に入り2回目は、コロー・真珠の女、上品な色使いはコローならでは。鉛色や茶灰色の穏やかな色使いにあの草のかんむりの小さな小花の赤。お洒落ですね。
次回のモナリザのお気に入りはいったい何でしょう。どうぞお楽しみに、また是非ご覧ください。