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先生、覚えてますか~3度目の恋の話~

今、逢いたい先生。
私が高校3年の時に経験した3回目の恋の相手。それは、19歳年上の先生でした。

私のいた環境は、ちょっと変わっていて1学年で16人しかいない。
しかも、施設からの通学。行き交う人の冷たい視線を感じながら、仕方なく通った。

そんな場所で特に弾けるような事などないまま、一番のブランドだと言われる女子高生生活が終わるのかと諦めかけた時に来た人。
それが先生でした。
学年主任をしていて、教科担任でもなく、直接関わりがないに等しい感じだった。

その関係が変化したのは、私が担任の先生と良い関係が築けず、毎日のように呼び出しをされていた時。

私は、進路に悩んでいて担任の提案を受け入れなかった。その態度が問題視され、担任から「俺に全幅の信頼をおいていないのか」としつこく言われて困っている時に助けてくれた。

その時、担任を説得出来るだけの語彙力を持ち合わせている訳がない。
今なら、理屈で言葉を返せると思う。
その時は全幅の信頼なんて初めて聞いて調べて、やっと分かる状態だったし正直、こちらの意見を聞かず、強引にこうすべき、こうあるべきとの理想を押し付けるタイプで心の底から嫌になっていた。

私もテキトーに受け流せなくてイライラしていた時。
どうして、そんなにイライラするの?疲れないの?と会話に自然と入ってきたのが私の3度目の恋のお相手となる先生でした🍀
担任は黙って私達の会話を聞いていました。

それから、事ある毎に担任ではなく、助けてくれた先生に相談をしに行き、心を開くようになり、先生は受け止めるように話を聞き、私の事を気にかけてくれるようになります🎵
私にとって、温かいブランケットのようにまたは、大きなクッションのように私を包み温めてくれる存在🥰
恋をしていると自覚した時、私の生活は一気に明るい方へ変化しました✨

施設育ちとバカにされても、同じように攻撃するな。無駄な力を使うなと言ってくれました。

私は反抗をする事で自分を保っていたので驚きました。
そして、資格取得のために専門学校へ行く選択をしました。この時は、担任の所にちゃんと行きましたが、もちろん不服そうでした。
自分の生徒を取られたように感じていたようですが、私の目には、担任なんて映っていませんでしたから、何を言われても平気で、とてもハッピーな気持ちでした✨

その時、私の恋した先生には、家庭があり、大学の時に大恋愛をして射止めた、素敵な奥様がいることは知っていましたから、片想いのままです。

専門学校は県外にあり、初めて、私を誰も知らない土地に出ました。
今までは、誰かしら知り合いがいましたから、そんなに不安を感じなかったのですが、旅立ちの日が近づくにつれて不安になりました。

卒業式の前の日に手紙を書きました。これが最後だからと、もう会えないからと。結局、渡せないまま今でも捨てられずに持っています。

そして、卒業式当日、式が終わり、教室に戻る時、先生がこう言いました。

「お前がどこにいても、何かあったら駆けつけてやる」と。
先生にとっては励ましだったのかも知れないし、私の恋心に気づいていた先生からのプレゼントだったのかもしれません。
この言葉をこの先ずっと忘れないと思います😊

何年も前に音信不通となり、年賀状も宛先不明で戻ってくるようになりました。

それでも、もし、奇跡的に先生がこの記事を読んで私の事を思い出して連絡をくれたらなんて思って、これを書いています🎵

それからもう1つの意図があります😊
この記事を読んで、今の私の彼が連絡くれないかなって😊

LINEですぐ連絡が取れる時代に記事を書き、ヤキモチをやいて電話が来ると信じて🥰
婉曲表現を使った連絡が欲しいよアピールです✨たまにはこういうのも良いでしょ♡
~おしまい~

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