ジャニーズ事務所のタレント起用。スポンサーの視点から考えてみた。
毎日、ジャニーズ事務所のニュースが流れ続けている。
まず始めに、私はスポンサー企業に勤務していないことをお伝えしておきます。
1番に考えるべきは被害者救済。賠償。メンタルケア等だという事は言うまでもない。
私は、この点には、触れずスポンサー企業が相次いで、ジャニーズタレントの起用を止めたり新たな起用を見送っていることについて、考えてみました。
結論からいえば、当然だと思う。
企業の目的は「利潤追求」
その目的が達成できないばかりか、今、ジャニーズ事務所のタレントを起用する事はスポンサー企業にとってマイナスイメージがつく。
不買運動が起こり、多額の損害額となる事を考えると怖くて使えない。
これが、本音なのではと思う。
今や、ジャニーズ事務所は性加害、人権無視等、悪名高き事務所となってしまった。
今まで都合よく使っておいて手のひら返しだという人もいると思う。
しかし、企業は、そのクリーンなイメージ、キラキラ感、人気にお金を払っている。購買意欲に期待して。
それら全てを失ったジャニーズタレントに何の価値があるだろうか。
例え、タレント個人に過失がなくとも、ジャニーズ事務所所属というだけで色眼鏡で見られてしまう。
世間は冷たい。どうしても、事務所と個人を切り離して考える事は難しい。
実質上、無理なのではと。
10月2日に諸々の対応策が発表になるようだ。ここが1つの分岐点になる事は間違いない。
スポンサー企業の中に新体制に期待し様子見を続けているところがあるから。
私は苦情対応の仕事をしている。
その中には、テレビで何かしらの問題が報道された後、急激に増える、やじうま苦情、問い合わせが、かなりある。
さすがにジャニーズ事務所問題で、やじうま苦情は無いものの、同業他社が問題を起こした場合、ものすごい数の苦情ならびに問い合わせが来る。
テレビの報道の受け答えに合わせて本部より、Q&Aシートが送信されて来る。毎日。
私は、実際にスポンサー企業に対応している方、ジャニーズ事務所と似たような形態をとっている企業にどうしても同情してしまう。
全く関係のない、自分たちに非があるように責め立てられ、謝り続ける。
こんな理不尽な事があるかと思う。
そこに働く末端の社員にまで影響が及ぶ。
それが世間の目だ。
だから、所属タレントは、ここで腐らずに世間の風向きが変わるまで耐えるしかない。
そのために事務所は、できる限り早く信頼回復をする必要がある。
私は、社名変更は必ずすべきだと、考えている。
創業者の性加害が事の発端であり、その名前を使い続ける限りスポンサーはつかないだろう。
ジャニーズ=ジャニー喜多川氏の物というイメージを払拭できない。
スポンサーがつかなければ仕事を失う。
ジャニーズ事務所に新たに入ろうと思っていた将来有望な少年たちも入所を見合せるだろう。
仮に本人が希望しても、まず身内の反対を受けると思う。
あなたもあんな目に遭ったらどうするの?ってね。
この現実を見ても、なお社名に愛着があり、ジャニーズという社名にこだわるなら、信頼回復の1歩さえ踏み出せないのではと私は思う。
どこまで変われるかが今後発展出来るのかの大きな鍵となる。
そうは言うものの、私の推しもジャニーズ所属である。でも、彼は退所を望みながら6年もの長きに渡り在籍を余儀なくされている。
この事も人権侵害なのではと考えてしまう。
誰しも、職業選択の自由がある。
早く退所が実現して欲しい。
話が横道に逸れたが、この問題を解決するには、世間が驚くような改革が必要だと思う。
~おしまい~
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