Ladybird /幸せを運ぶ虫の知らせ

主夫 /公立高校元校長 /まもなく年金生活 /難病と共生する日々 /高校生・高校生の親…

Ladybird /幸せを運ぶ虫の知らせ

主夫 /公立高校元校長 /まもなく年金生活 /難病と共生する日々 /高校生・高校生の親御さん・教職を目指す学生さん・若手の先生方へ伝えたい言葉を、思いつくままに書き残しておきたいと思ってnoteを始めました

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  • 中高生に伝えたい言葉 VOL. 1

    中高生に伝えたい言葉(テーマ)を短い記事にしてみました。直接、中高生の皆さんの目に触れたらいいなと思いますし、学校の先生方が教室で生徒に語り掛けるネタ元にしていただけたらうれしく思います。

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はじめまして

おおぜいの中から見つけてくださりありがとうございます プロフィール欄にも書きましたが、 定年後の再任用を含めて40年余りを教育関係の仕事に費やし 現在は高齢の母の介護をしながら、主夫をしています 人前で話すことを生業としてきた自分が 数年前に呼吸器系の疾患を患い、 咳喘息のような症状が出て、長時間の発話が困難になり まだまだ働ける年齢にもかかわらず 年金支給年齢になる前に 完全リタイアの道を選ぶことになりました 悩み多き若者、特に中高生に伝えたい言葉を このnoteに記

    • 第7話 でんでん虫の悲しみ

      はじめに 作家・新美南吉の作品の中に、 「でんでん虫の悲しみ」という話があります。 1998年にインドのニューデリーで行われた 国際児童図書評議会の基調講演で 上皇后美智子様が、この作品について触れられたことで 私はこの作品を知りました その2年後には、愛知県半田市にある新美南吉記念館で 企画展が開催され、足を運んだ記憶があります 25年ほど前の話ですから、遠い遠い昔話ですが 現代の悩み多き若い皆さんにも、 ぜひ作品の意味を考えてもらえたらいいなと思います では、さっ

      • 第6話 違いを認め合うこと

        はじめに おそらく皆さん方は、もう何度も、 たぶん小学生の頃から、道徳の授業などで 「お互いの違いを認め合う」ことの大切さを聞かされてきました 私が校長として勤務していた学校でも、 お互いの個性を認め合う、 寛容で懐の深い教育環境の実現を目標に掲げて 日々取り組んでいました しかし、目標はともかく実際はどうでしょう 頭では理解していても、実践するのは易しくありません それどころか、現代社会には 差別と偏見に満ちたさまざまな事件が後を絶ちません 今日は、「お互いの違い

        • まだ死ぬわけにはいかない

          八代亜紀さんが亡くなった 病名を聞いてドキッとした 急速進行性間質性肺炎 私も同じ病気を罹患している 厳密には、特発性肺線維症 肺胞の隔壁が線維化する難病 炎症を起こしている状態を間質性肺炎という 特発性というのは、原因不明ということらしい 八代さんの場合は、膠原病がおおもとにあったと聞く 私の場合は、おおもとの原因が特定できないから 特発性なのだそうだ この病気は完治しない 進行をいかに遅らせるか それしか手だてがない 発症からの平均余命は、諸説あるが、おおよそ6

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        • 中高生に伝えたい言葉 VOL. 1
          6本

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          第5話 健全な批判精神とは

          はじめに 学校教育は学習指導要領に基づいて行われます 現行の学習指導要領では、主体的な学び、という言葉をよく耳にします 端的に言えば、「いかに課題を発見するか」に尽きると思いますし 課題に気付くためには、問題を他人事にしないこと、 そして、情報を鵜呑みにせずに 「健全な批判精神」をもつことだと思います 今回のお題は少し難しそうなテーマですが、 高校生の皆さんにも分かるようにお話しします では、さっそく… 第5話 健全な批判精神とは 皆さんが毎日触れている情報、特にネッ

          第5話 健全な批判精神とは

          第4話 日々是好日

          はじめに 第3話で「今を生きる」ことの大切さに触れましたが、 今日はその続きのお話しですので、 併せてお読みいただけるとよろしいかと思います では、さっそく… 第4話 日々是好日 禅の言葉に「日々是好日」(にちにちこれこうにち)という言葉があります (ひびこれこうにち)とか(ひびこれこうじつ)と読むこともあります 文字通りの意味は「毎日が好(よ)い日だな」ということですが、 例えば、新聞配達の人は、雨に降られるよりも、 毎日晴れた日の方がありがたいのに対して、 農家の

          第3話 今を生きる

          はじめに 英語のことわざに、 Never put off till tomorrow what you can do today.  というのがあります 「今日できることは明日に延ばすな」 今日はこの言葉の意味を、少し考えてみたいと思います では、さっそく… 第3話 今を生きる 私たちの人生は、言うまでもなく、生まれてから死ぬまでの時間です 過去から現在を経て、未来につながっている、ざっと80年間 (今では人生100年時代と言われて久しいですね) この途方もない時

          第2話 友だちの大切さ

          はじめに キュウソネコカミというロックバンドが、 インデーズ時代に出したミニアルバム(2013年)の中に 「ファントムバイブレーション」という楽曲がありますが、 ご存知でしたか? では、さっそく… 第2話 友だちの大切さ 今日は「友だちの大切さ」について、お話したいと思います 「現代社会を生きるために何が必要か?」 と、自分の子どもに聞いてみたことがあります そうしたら、うちの息子、なんて答えたと思います? 「スマホ」だって、笑 そういうつもりで聞いたんじゃない

          第1話 集中と切り換え

          はじめに 自分の考えが万能だとは思いませんし、 敢えてnoteに掲載することには、批判的見解への不安が ない訳ではありません 願わくば、こういう考え方もあるかな、という 寛大な受け止めをしていただくと、 そうした不安も少し和らぎます では、さっそく… (いきなり余談ですが) 原稿というのは、A4用紙45行程度1枚を普通の速さで読み上げると、 おおよそ5分かかります 話の長いおじさん、にならないために、 原稿は2枚以内を絶賛推奨します、笑 第1話 集中と切り換え 今日は

          シリーズ「伝えたい言葉」をお届けするにあたって

          私はある高校で校長をしていたことがあります 校長は言うまでもなく学校運営の最高責任者ですが その職責の大きさとは裏腹に 個々の生徒との接点はあまり大きくありません 法律上、校長は授業をすることができませんし 部活動の顧問として生徒を指導する機会もまずありません 生徒の側から見たら、行事や式の時に出てきて やたら長い話をするおじさん(男性と限りませんが)といった イメージなのだと思います 講話や式辞が、生徒との限られた接点であるならば、 自分の伝えたい思いをその言葉にのせて

          シリーズ「伝えたい言葉」をお届けするにあたって