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第4話 日々是好日

はじめに

第3話で「今を生きる」ことの大切さに触れましたが、
今日はその続きのお話しですので、
併せてお読みいただけるとよろしいかと思います
では、さっそく…

第4話 日々是好日

禅の言葉に「日々是好日」(にちにちこれこうにち)という言葉があります
(ひびこれこうにち)とか(ひびこれこうじつ)と読むこともあります

文字通りの意味は「毎日が好(よ)い日だな」ということですが、
例えば、新聞配達の人は、雨に降られるよりも、
毎日晴れた日の方がありがたいのに対して、
農家の人は、雨が降らないと作物が育たなくて困ります

つまり、どんな天候であれ、好い(よい)日だと思う人と思わない人が
必ずいて、それは意味があることだということです
 
皆さんにとって、今の状況がどんな状況でも、
必ず皆さんの人生にとって意味あるものです
その日、その瞬間にしか得られない大切なこと、そこにこそ目を向けて、
生きている意味を感じ取ることが大切です
その一瞬を精一杯生きていく毎日の積み重ねが、
皆さんの毎日を好日(こうにち、つまり、よい日)にしてくれるのです
 
「レミオロメン」の藤巻亮太というアーティストが、
ソロになって「日々是好日(ひびこれこうにち)」というアルバムを
リリースしています(注:随分と古い話ですが…)

収録されているタイトル曲「日々是好日」は、
どんなに辛いことがあっても、愛を見失っても、
雨でも晴れでも「日々是好日(ひびこれこうにち)」と歌い上げる、
ちょっと切なくも、夢に向かって突き進むんだという
前向きな歌詞になっているな、と思って聴きました
 
勘違いしてはいけません
ただ、何もしなくても「毎日がよい日になる」ということではありません
どんな毎日でも、その日は二度と訪れることのない日です

どんなにつらい日でも、悲しい日でも、
その日その日を全力で悔いなく生きていく
そうすれば、毎日が皆さんにとってよい日になる、という意味です

淡々とした、平凡な日々の暮らしの中にこそ、真実や生きがいがあります
一歩一歩、今を踏みしめて、今日を全力で生きていきたいですね

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