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クラフトビールの「夢」と「そろばん」 第41話

2023年 12月 6日(水) 

OGA BREWINGが応援していて、公式オリジナルビールを造っている
サッカーチーム「東京ヴェルディ」がみごとJ1に昇格しました。
決定するまでドキドキでしたが、本当によかった。
チームに関わる皆さん、サポーターの皆さん、おめでとうございます!

ビール屋だもんで書かせていただきますが、
こんな時こそぜひともオリジナルビールで乾杯してください。

Amazonから購入可能です

写真は、東京ヴェルディ公式オリジナルクラフトビールの第一弾。
ケールを使って、チームカラーのグリーンを表現しています。
スタジアムの青々とした香りやイメージがぐんぐん広がる
すっきりセッションペールエールです。

J 1がもたらすもの 
その効果を数字に表すと!?

J2リーグ戦の観客数は平均4000人。
これがJ1昇格試合となると、2万5000人に一気に跳ね上がる。
スタジアムで売れるビールの量は4000人だと60リットルだが
2万5000人入ると、280リットルになります。
もちろん相手チームの観客も増えて飲んでくれる人もいるから
ヴェルディ サポーターだけが飲むビールの量ではないけれど
J1昇格は、素直にそのまま、観客数とビール消費量増加を意味するのです。
(だから「おめでとう」って言っているわけではないですからね)

今シーズン、東京ヴェルディ年間観客総数は
167616人 と発表されていますが、
来季はどのくらい増えるのだろうか。未知の世界だ。

もしかしたらJ1にふさわしい新しいビールを造る企画が持ち上がる?
そうなったらそうなったらで、さらにうれしい悲鳴です〜🍻

中央線を中心に
クラフトビールの変遷をめぐる冒険

(おさらい)

1988年 「JAPAN BEER」
 〜時代は流れて〜
1995年 「深大寺ビール」ホッピービバレッジ
1998年夏 福生・石川酒造の「多摩の恵」
     110年ぶり、蔵元ビール復活! 

前回、ここまでたどりました。

「多摩の恵」が中央線界隈の酒屋に並びはじめた翌年、
1999年春、JR南武線西国立駅すぐ踏切近くで

1999年春
「カミカゼビール」 醸造スタート


懐石料理で有名な「無門庵」の小林日文会長が、
「飲みやすいビールを造りたい。そしてパブリックでオープンな
 地域のサロンを開きたい」
と温めていた夢を叶えたのでした。
造り立ての「カミカゼビール」を飲める「ブルーパブ カミカゼ」
(1999年3月1日開店。その後「ファクトリーカミカゼ」に名称変更)は
2階建てで、ピカピカのタンクがガラス越しに見えたし、
客席はなんと170席もあって、ペパーミントグリーンの外観も
ウッディな内観もすべてがアメリカンな感じ。
オープン当初は、アメリカのブルーマイスターの協力を得て
クリームエール、アンバーエール、アップルビール、
3種類からスタートしたのでした。

なつかしい! 写真は「いいね!立川」さんのサイトから借用。


「カミカゼ」の名は、
戦時中「無門庵」が立川飛行場に立ち寄った「神風少年特攻隊」の
宿として使われていて、ここで最後の水盃を酌み交わしたという、、、
その歴史を後世に伝えたい、忘れまいとつけたとのこと。
平和な世の中になって(その頃はそう思えたのかも)、
こうしてビールを飲み交わせることへの想いが込められていたのかも。

1999年の同時期には、立川南口「グランディオ」がオープンしています。

「グランディオ」は今も健在ですが、
「ファクトリー カミカゼ」は本家の「無門庵」とともに
2019年4月13日にクローズ。ビール醸造も停止となりました。

今、「無門庵」の跡地には、
立川のステキホテル「SORANO HOTEL」の系列、
「Auberge TOKITO(オーベルジュ ときと)」が誕生しています。
ここではどんなビールを出しているのかなあ。


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