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炎上中?の吉川ひなの新刊本を読んでみた

ネットニュースで、この本に対する匿名意見に対して、ひなのちゃんが「匿名で人の価値観を否定したり暴言吐くのはずるいのではないか。せめて自己紹介くらいしてほしい」みたいな発言をして(詳細は彼女のInstagramに書いてある)、軽く炎上してるとかなんとか。

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ひなのちゃんのことは、デビュー当時から好きで、ちょっと変わった子というイメージではあったけど、今回、事務所を退職して、いろんなしがらみから吹っ切れたことによって、まぁ大胆に率直に自分の意見を「これでもか!」というくらい書かれてありました。

正直、ひなのちゃんの考える子育て論や地球環境問題、食については、いろんな意見があるでしょう。

でも、どちらかというと、私の考え方、価値観は彼女に共感する部分が大きいと思いました。

モデルでありながら、はっきりとファストファッションや着飾ることに対する疑問視や、過酷な生い立ちまで綴り、その勇気に拍手を贈りたい。

さらに、ご主人が登場して「妊娠中、産後の男性が協力的になれない理由」についてのぶっちゃけトークも登場。たしかに、我が家も二人目が生まれて、旦那が多忙すぎてワンオペ育児でしたが、私が体調崩してから一気に旦那が変わりましたからね…。このへんは、また今度書こうと思いますが。

ひなのちゃんのご主人も、二人目が生まれてから変わっていったようですね。男性が父親としての実感を持つのは、女性に比べたら圧倒的に時間がかかるので、話し合いを積み重ねていくしかないのでしょうね。特に周りに頼れる人がいない場合は、ワンオペはキツいですもの。


それにしても、あの子がこんなに成長したんだなぁ…なんて、遠くの親戚のおばちゃんのように、感心しながら読んでしまいました。

特に最後の畜産物問題のところ、ズシンときました。知ってはいたけど、よく調べたなと。

納得するまで、疑問を抱いたものに対して、とことん調べて突き詰める姿勢は素晴らしいと思うし、やっぱり、いろんな意味でコロナ時代は来るべくして来たというか、今、本当に変わる時期、変わらなければいけない時期が来たのでしょう。

元の生活に戻るのではなく、新しい生活、生き方、環境を作っていくとき…なのでしょうね。

芸能人としてではなく、一人の女性、母として、真っ直ぐすぎる、ひなのちゃんが詰め込まれていた一冊でした。自己肯定感が低くて、マイナス思考であっても、人は何歳からでも変われる、過去を笑えるようになるという希望も持てる本でした。


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