「私にとって『プライド』は、祝福するもの。視認性が重要だと思う。私は、まだ自分自身のこと、自分のクィアネスを安心して表現することを慣らしているところだから、私にとって他の人たちがどのように表現しているかを見るのがとても重要だと思う。他の人たちのクィアである喜びを見ること
が大事。」

「『プライド』は、私にとってクィアコミュニティへの入り口。『プライド』に行くと、シスジェンダー、ゲイ向けのイベントが多かったりして、レズビアンやノンバイナリー向けがあまりなかったりする。だけど、多くの人にとって『プライド』は、クィアコミュニティを理解する入り口になると
思う。私が初めて LGBTQIA+コミュニティと接したのが、『プライド』のイベントだったから。」

「私は、ストレートな人や LGBTQIA+コミュニティの一員ではない人たちが、この一か月、私たちが表に出るからこそ、私たちの声を聞くべき期間だと思う。逆に、私は年中、自分のクィアネスを祝っているから、プライド期間は私にとって特別な期間ではない。」

「自分がどういう見た目か、セクシュアリティにどう接するか、性別関係なく、Vulva（外陰部）の持ち主だからこのセックストイを使えるということが、解放的に思える。機械と体をつなげることは、既に素晴らしい一歩だと思う。」

「『性』を表す言葉をニュートラルにした方がいい。性別という概念をプレジャーやセックストイ業界から引き離すべき。『女性の自分だけの時間』だったり、性別にこだわったりするじゃない？でも、そういう表現って疎外感を感じたりする。私は常に『女性』であることを感じないから。私はこういった表現に対して、どう感じればいいの？こういった表現をする企業をサポートするべき？って思ったりする。」

「言い回しだったり、言葉のチョイスを気を付けた方がいいと思う。男性が使うコックリング、女性が使うクリトリストイみたいに、男性と女性だけに制限しないで、多様な性のコミュニティの人たちが共感できる表現にした方がいい。一人だけの時間でセックストイを使って、自分のセクシュアリティ
を知ることは、自分にとってすごく大切な時間。自分の体にもっと近づくことができるし、癒しの瞬間になる。商材のイメージ画像もシスジェンダーの『女性』を起用するだけにとどまらない方がいい。

トランスジェンダーや LGBTQIA+コミュニティが、ハイパーセクシュアル（異常性欲）な存在で略奪的に見られることがあったり、アセクシャル（無性愛者）な存在として見られ、誰も私たちに触れたくない、私たちも自分のことを触りたくないと思っていたりすると周りから思われていることが、もう 1 つの大きな問題。もっとニュートラルに、たまにセクシュアルで、たまにそうでない時があってもいいことが、普通になってほしい。」