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わたしの「ラ・ブーム」

こちらも、ずーっと下書きのまま放置していた記事。

これを書き始めたのは今年の4月。

その時の私は、まさかアラカンの自分に恋人ができる日が来るなんて、夢にも思っていませんでした。笑

こちらの記事はずばり、そんな恋バナ♡

と言っても、はるかはるか昔の恋のお話です。

これを書こうと思ったきっかけは歯医者さん。

かかりつけの歯医者さんでクリーニングを受けていると、昔懐かしいあるメロディーが流れてきました。

50〜60代の方ならよくご存知だと。。

曲のタイトルは思い出せないでいましたが、映画のタイトルはしっかり覚えていました。

フランス映画の『ラ・ブーム』。

そう、主演は「ソフィー・マルソー」。

彼女のデビュー作品であったこの映画。

懐かしいそのメロディーに、脳内は一気に10代の頃にタイムスリップしました。

当時、生まれて初めてお付き合いした彼氏と観に行った映画、、と記憶しております。

その時のスクリーンに映る彼女の姿は堂々たるもので、なによりその大人っぽさに衝撃を受けた作品でもありました。

『ラ・ブーム』は、本国のフランスでは大ヒットを記録。

社会現象とも言われる作品となりました。

日本でも彼女は爆発的な人気を集める存在となり、また映画と同時にミリオンヒットとなったのがこの主題歌。

どうしても曲名が思い出せず、調べてみて「あ〜〜そうそう!」となりました。笑

『Reality(愛のファンタジー)』です♫

歌ったのは「リチャード・サンダーソン」という方で、とっても優しく甘いお声の持ち主。

この曲が好きすぎて、お小遣いでレコードも買った記憶が。。

(Amazonよりお借りしました)

当時話題となった、ハート型のレコード♪

何度聞いたことでしょう。笑

『ラ・ブーム』は、日本初公開が1982年だから、当時私はまだ14歳?

中学生で初めて付き合った彼氏は同級生。

ませてましたね〜。笑

当時、思春期を迎えて『付き合う』ということがチラホラ流行り出し、「○○さんと○○くんが付き合ってるんだって〜♪」みたいなことがあちらこちらで勃発。

私もその中のひとりになりたくて、当時告白してくれた男の子とお付き合いすることに。

晴れてカップルとなった私たちは、案の定あちらこちらで噂になり、何かとからかわれたものです。

彼は男バレ部、私はテニス部。

よく部活終わりに待ち合わせをし、一緒に手を繋いで帰った思い出があります。

しかしながら。

その彼氏ははっきり言ってそんなにタイプでもなく(笑)、実は私には本命が他にいたのです。

小学校の時からの片思い。

元々保育所が同じだったんですが、小学校に入って高学年になる頃から意識し始めて。

背が高くてスポーツ万能で明るくてちょっぴり大人びてて、、地味で大人しく比較的存在感の薄かった私にしてみれば、人気者のその彼は雲の上の存在。

絶対に叶うことのない恋として、自分の中に封印をしていました。

そんな私が初めて告白され、断る理由はとくにないと思い、お付き合いを決めたのですが、、。

はっきり言って、お付き合いをするということに対しての憧れだけで突き進んでしまい、要するに私は、映画『ラ・ブーム』の主人公と同じ「恋に恋する少女」だったのかも知れません。

でもそれはそれで楽しかったのですが、中学を卒業するタイミングで、私から彼氏にお別れしたいと告げました。

忘れもしません。

クラスのお別れ会が終わったあと、彼を呼び出して。

そこで終わりにしようとずいぶん前から決めていたのです。

理由は、高校へ行ったらそこで新しい出会いを期待していたから。

今考えると、悪い女ですね〜。

若気の至りと申しましょうか。。

彼は「俺はそんなつもりで付き合ってはいなかった」と、、とっても悲しい顔をしました。

でも私の気持ちは変わらなかったので、そのままお別れ。

かなり傷付けてしまったのは確かですね。

あれからどうしたのかなぁ。。

これまで再会することは無かったけど、幸せになってたらいいな。

万が一また会えたとしたなら、あの時のことをちゃんと謝りたいなと思いますね。笑

タイプではなかったけれど、とても優しかった彼のこと、ちゃんと好きだったと思う。

だって、この『Reality(愛のファンタジー)』を歯医者さんで聴いたあの日、私の心はキュッと掴まれるような感覚になったのだから。

それはとても切なくて、楽しくて、キラキラした、青春と呼ぶのも早すぎた日々。

“恋愛”というものがどんなものかも分かっていなかった、幼い私の幼い記憶。

それらを一瞬で蘇らせてくれたこの曲は、私の宝物となっています♡

最後までお読みいただき有難うございました♪

ではまた。        Tomoka (❛ ∇ ❛✿)

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