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同僚たちは私に気づかなかった兆候を敏感に感じていた

今でこそ語れる、この時期になると思い出すことがあるので、綴ることにしました。誰かの役に立つのかな?!

21年前の2002年6月は、日韓ワールドカップで世間は盛り上がっていた!

ネットで調べてみたら、2002年6月18日に決勝リーグで日本は負けていましたね。盛り上がったというより、日本代表としては盛り下がっていたが、開催国として、盛り上がっていたような気がします。

私たち家族は、2Kの古びた昭和感満載の社宅に親子3人で試合を見ていました。ごく普通の家庭で、何の問題もなさそうな家族でした(と思っていました)。

その社宅は2Kで、トイレは洋式でしたがウォシュレットはなく、風呂はガスだきで、床はコンクリートでした。風呂の床にスノコを敷かなければ、歩くのが気持ち悪かったです。洗濯機置き場もなく、機械は風呂の中に置くしかありませんでした。洗濯の排水溝もありませんでした。キッチンはタイル状だったかな…。戸棚はなんだかカビ臭く、お米のケースはカビだらけでした。入居前に掃除したつもりでしたが、埃が多くてもう我慢できませんでした。

娘が3歳を迎える7月に彼女が喘息になるのを心配し、引っ越すことを決意しました。

2001年12月に入居したばかりでした。入った瞬間、大企業の社宅とは思えない汚い部屋に愕然としました。このままでは住めないと思い、マンションを探すことにしました。お金もありませんが…。

当時は横浜市に住んでいました。マンションはたくさんありましたが、ピンキリでした。でも、新築にこだわりました。というより、横浜市に住んで5か月程度で、土地勘がなく、いったいどこでどうさがせばいいのかわからなかったかったのです。

<だったら、勉強しろよ!といいたくなりますが・・・・>

そんな余裕はなく、すぐに娘のために引っ越したい気持ちが強かったので、社宅の近所で探すことにしましたが、横浜という場所は坂ばかりで、平地がほとんどありませんでした。新しいマンションは丘や川沿いに多くありました。お手頃な価格ではありませんでしたが、何とか買えそうな金額でした。もちろん、頭金なんてありませんでした。しかし、家族にとって社宅にいることはよくないことだと元妻にも話し、納得してもらった後、マンションを購入しました。

「来月は引っ越しだね」と言いながら、家族でワールドカップを見ていました。

しかし、内心では不安だけが募っていました。

支払いに加えて、仕事が忙しくて心に余裕がありませんでした。

忙しいというより、何をすべきかがまったくわからなかったのです。

私の会社は新年度が1月から始まる会社で、業務は大きく上期と下期に分けて進められていましたが、当時はそのことさえ理解できていませんでした。予算も上期と下期で分けられていました。6月は上期がまもなく終わる時期でした。

私は設備開発の仕事を前任者から引き継いで担当させてもらっていました。中途採用で経験もなく、どのように仕事を進めればいいのかよくわかりませんでした。6月は新しい会社で初めてボーナスをもらった月でもありましたが、なんだかすっきりしない気持ちでいっぱいでした。

そして、新しい環境が欲しくて手に入れたいという強い思いから、マンションを購入しようという大変なことを考えていました。

たしか7月には、職場の飲み会がありました。生麦あたりのキリンビール園に行った記憶があります。酒が飲めない私でも、かなり飲んでしまいました。気持ちが悪くなるほどでした。そんなときに元妻から電話がありました。何の話だったかは忘れましたが、私がかなり強い口調で話していたらしいです。

同僚からは、
「益村さんと家では強い口調で話すんですね(笑)」
と言われました。
「え?!、そうですか?そんな風に話していたんですか?」
と答えたのですが、同僚は笑っていました。

酔った勢いもあったのか、妻に対してかなり強い口調で話していたようです。イライラが募っていたのでしょうか。

同僚たちは私に気づかなかった兆候を敏感に感じていたようです。


転職もそうですが
新しい仕事で何をやったらいいかわからないとか
環境が悪いんでマンションを購入しようと思っているとか

なにかあったら

誰かに相談してみる


相談してから、

もっとよく考えて行動してみる


ようなことが必要だったのかもしれません。

そして、もしあのとき、

倫理(くらしみち)

の考えに出会えていたら・・・
明朗・愛和・喜働の精神があったのなら・・・
どんなに後悔しても、それをもとに戻すことはできません

(つづく)

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