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糖尿病の方は医療者が到着したら症状がなくても必ず診てもらってほしい

なかなか支援が届かない中で非常に不安になっている方が多いと思う。
その不安な気持ちを押し込めず、みんなで語り合って欲しい
自分たちがどんなにがんばっているかお互いに褒めてほしい

医療者は全力で頑張っている
だから、あきらめないでそこにいる方々と支えあってほしい
必ず、そこに支援は届く

糖尿病をお持ちの方へ

今日は糖尿病について書いていく

血糖降下薬を飲んでいる方、インシュリンを使用している方は震災前にかかりつけ医と食事のとれない時の対応について指導を受けていると思うが
それをまずは思い出してほしい
 
災害の影響で通常と異なる食事や食事形態で食が進みにくい、
あるいは炭水化物中心の食事となりがちなため、血糖のコントロールが難しくなっている

①低血糖症状

症状として、発汗、不安 動悸、頻脈 手指振戦、顔面蒼白・頭痛・目のかすみ・生あくびなどがある
甘いもの(コーラ・ファンタ・カルピスなどブドウ糖を多く含むもの)を飲んでほしい 砂糖を多く含むものではなくブドウ糖を多く含むものを可能な限り選択してほしい

周囲の方が様子がおかしいと思ったら本人に糖尿病があるか聞いてほしい
そして周囲に医療者がいれば呼んでほしい
もしいないようであればそこにあるもので上記のようなものを勧める 
もし低血糖により飲めそうでない場合、唇と歯肉の間に塗り付けてほしい
(この際、素手ではなく手袋やスプーンなどを使う)

また、高齢の方の行動がいつもと違うと感じたら、認知症と思わず、糖尿病がないか本人や家族に聞いてみる その症状は低血糖かもしれない

血糖測定器があれば、血糖を測定し60mg/dl以下であれば低血糖
正常な食後血糖値の範囲は70~140mg/dl(日本糖尿病学会より)

②高血糖症状


口喝・多飲・多尿だけでなく悪心・嘔吐・頭痛や全身倦怠感があったら医療者に連絡して欲しい

糖尿病の方は、医療者が到着したら必ず診てもらってほしい

まだ症状がない人も油断せずに、食事は野菜ジュースなど可能であれば摂取し、可能な限り動き 水分摂取も心掛けてほしい





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