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お手紙

院生時代に私の研究対象になってくれた子がいます。
私が実習に行く日は、彼と個別指導をしました。
通級みたいなものです。

1年生の時は、ひらがなの読み書きができず、
音韻トレーニングから始めました。
うまくいかないこともたくさんありました。
「今日はやらん」
とか言われたりして。

私の研究が終わり(彼には、別の研究もさせてもらっていました)
修士論文に集中するために、
「しばらく来れない。3月からは、新しい学校に行くよ」
と話したら、
「てがみ、ちょうだい」
と言われました。生活科で郵便局に行ったこともあったのかもしれません。

年賀状
3月の修了式のころ
と節目ごとに簡単なカードやハガキを送っていました。

そしたら、昨日、彼の方からお葉書が届きました。
うれしかったなぁ。
がんばっているんだなぁ。
とても元気が出ました。
彼から学んだ多くのことを、通級教室でいかしたい。

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