見出し画像

貧困家庭に産まれて#1はじめまして

 私の名前はライトアイ、1980年代生まれ。物心ついた時から、うちの家って貧乏だなって感じていた。

 家は貸家で2K、ボットン便所にプロパンガスでお風呂を沸かしていたし、壁は土壁で、ポロポロ削れてくる。そんな家に15年くらい住んだ。
 ベッドタウンと呼ばれる様な場所に住んでいた。割と栄えている場所から車で30分程。田舎ではないので、ヤンキーや反社会的企業も普通にいる街。お金持ちは地主である。肉体労働者の街なので、貧困家庭はとても多かった。

 家族は私と父母の3人家族。父も母も特殊な家庭に育ち、特に父は虐待を受けて育っていてそのせいか、ちょっと大変な人。友達もいなくて趣味もない、急にキレ出して気を遣う、そんな疲れる父だった。父は今も疲れる人。絶縁されたので、もう何年も会っていない。母は、そんな父の事をよく庇っていた。
「お父さんは小さい時に辛い事があったから、私たちが我慢しよう」母はよくそう言っていたので、小さな頃の私は、そうかお父さんは可哀想な人なんだって思いながら接していた。そのせいか、人を観察する子どもになった。

 幼少期の思った事、感じた事など何か自伝的に伝えたいと考え、今回初めてみた。自分なりの整理に、また私の話が誰かにとって励みになればいいなと思う。励みになるような話はないと思うけれど、世の中色んな人がいることを知ってもらえればと思う。
 ちなみに私は80年代生まれなので、幼少期はバブル崩壊があった時代。我が家はバブルの波は全くなかった。貧乏家族はバブルとか関係ないのだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?