ライトアイ

特殊な親に育てられた為、小さな頃から人を観察していました。主に幼少期について記事を書き…

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特殊な親に育てられた為、小さな頃から人を観察していました。主に幼少期について記事を書きたいと思います。

最近の記事

貧困家庭に産まれて#4顔が思い出せないお隣さん

うちの貸家の隣に、男性2人が引っ越してきた。20代くらいで、肉体労働に従事しているようだった。車は所持しておらず、毎日送迎の車が家の前まで来ていた。 共働きだったので、私1人でいる事が多かったので、両親が心配した。若い男性2人、何があるか分からないから、訪ねてきてもドアを開けちゃダメと言われていた。 そう言われるとこっちも怖い。 挨拶をするのが当たり前な界隈だったので、男性2人と会ったら挨拶はするが顔は怖くて見れない。目が合ったらどうしよう、何か言われたらどうしようと思

    • 貧困家庭に産まれて#3訪ねてきたのはお向かいの老婦人

      私が住んでいた貸家は、全部で7件の集落。大家さんが地主で、畑の隣に7件建っていた。 玄関が向かい合わせなので、会えば挨拶をしていたので、どんな人かは何となく分かる。 その中のひと家族に、老夫婦が住んでいた。70台後半位、娘が3人いるらしく末娘がよく孫を連れて遊びに来ていた。 いつも2人仲良さそうにしていた老夫婦。穏やかそうな性格のお二人だった。 私が中学生の頃、老夫婦の旦那さんがお亡くなりになったと、母から聞いた。それから暫くして、奥様が少し様子がおかしいと、又もや母

      • 貧困家庭に産まれて#2虐待を受けて育った父について

        父の家庭は複雑。父の母は父が幼少期に病死、継母が一年程で嫁いできたそうだ。宗教一家で、ネグレクトや身体的虐待があったらしい。 父を一言で説明すると、宇宙人だ。 高橋和巳氏の「消えたい: 虐待された人の生き方から知る心の幸せ」を読んで、とても腑に落ちたのを覚えている。 友達に父親の話をしても、理解してもらえないのでずっと隠していた。家族は話し合いをすれば、問題は解決すると思っているからだ。宇宙人の父と話し合いで解決するのなら、私もそうしたいが無理である。 そんな父なので、

        • 貧困家庭に産まれて#1はじめまして

           私の名前はライトアイ、1980年代生まれ。物心ついた時から、うちの家って貧乏だなって感じていた。  家は貸家で2K、ボットン便所にプロパンガスでお風呂を沸かしていたし、壁は土壁で、ポロポロ削れてくる。そんな家に15年くらい住んだ。  ベッドタウンと呼ばれる様な場所に住んでいた。割と栄えている場所から車で30分程。田舎ではないので、ヤンキーや反社会的企業も普通にいる街。お金持ちは地主である。肉体労働者の街なので、貧困家庭はとても多かった。  家族は私と父母の3人家族。父も

        貧困家庭に産まれて#4顔が思い出せないお隣さん