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リコリス #今日の短歌    

洋風な
リコリス名乗る
曼珠沙華
淡いクリーム
ほのかなピンク

群生する彼岸花とは異なり、近所の庭先のその花は、誰かに大事に植えられたんだなと感じられました。
「リコリスと申します。よろしくね」
そう胸を張って秋の庭にオシャレに咲いていた様子を短歌にしてみました。


名前の由来 曼珠沙華、リコリス

そもそも彼岸花のイメージは、彼岸のお墓参りの頃に咲いていることから寂しいイメージと重なりがち。

元々の由来は素敵なものらしい。

曼珠沙華(彼岸花)の名前は、法華経に由来すると言う。
釈迦が法華経を説いた時に、これを祝して天から降った四華の一つが曼珠沙華だという。
サンスクリット語の曼珠沙華とは、
「葉に先立って赤花を咲かせる」という意味だそうだ。
もちろん天から降った花そのものは確認出来ないが、ヒガンバナが葉に先行して季節を感じ、すっくと赤い花を咲かせる姿から、「曼珠沙華」と命名された様に思う。
この由来を知れば、お寺やお墓周りに植えられたのもうなずける。

そして、リコリスの名前
ギリシャ神話の海の精の一人〜リュコーリアスに由来するという。


今回調べて初めて知りました。
彼岸花の名前の由来です♪

日本には、かなり昔に伝わって(一説には稲作とともに大陸から伝わったのではないかという話もありました)
今では自生しているものが彼岸花で、園芸種として品種改良されたものがリコリスというところでしょうか?

注意⚠️ お菓子のリコリスは別物!
ヨーロッパのお菓子
リコリスは、マメ科植物の
スペイン・カンゾウから作ったものです。

ヒガンバナ科リコリスとは別物です!

ヒガンバナの根には毒があるので食べられません!



🐬ここは私の想像です🐬

アジア原産の曼珠沙華がなぜ、ヨーロッパ地域では水の精霊の名前となったかの考察

リュコーリアス ギリシャ神話
ギリシャ神話の水の精霊ネーレイウスの一人で美しい金髪を持つ水の精霊だそうです。
リュコーリアスは、海のイルカ🐬やヒポカンパスなどの怪獣の背に乗って現れ海を移動します。
精霊(ニュンペー)は、山や川や渓谷の自然界に宿って、これを守ります。
リューコリアスは歌や踊りを好む精霊だそうです。

アジア原産の曼珠沙華は乾燥地よりモンスーン気候の土地に咲いているイメージです。
アジアからの輸入経路は、乾燥地域を通るオアシスや草原の道等のシルクロード経由ではなく、水路で船乗りの荷に他のものといっしょにギリシャに入って海辺沿岸から伝わったのではないか…
花の美しさと生育の逞しさから水辺から陸へと広がっていった…

失礼しました…余談ですね。
かつ、想像しただけです♪

私は植物の伝来に興味があります。
幼い頃、鳥の「お土産」ともいえるフ○から発芽して数年もしないうちに大木になった名前不明の木がありました。それが、とても不思議で、それからかもしれません。

植物は、鳥や風や海流に乗って広がるルートもありますが、人の手による拡大もあると思います。

ヒガンバナの名前だけ調べてみても、昔の人々がかなりの広範囲で交易をしていた事が想像されます。


さて、話を戻しましょう。

アジア原産の「曼珠沙華」=彼岸花が、品種改良された「リコリス」として逆輸入され、園芸店ではカラフルなリコリスとして売られている…という事かもしれません。

ヒガンバナ科リコリス属
学名リコリス…

ややこしい…ですね💦
植物の名前は難しい😅

さまざまな方が、いろいろな角度から解説してありました。
下記がリコリスと彼岸花について、一番わかりやすい解説でした。
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