永遠の10代でいたい、お酒飲みたくないから
今年の誕生日を迎えるのが億劫だ。様々な人に20歳になるのを楽しみにされている。特に酒飲みの親戚からの期待はすごい。今からどうしようかと考えている。
コンプライアンスも厳しくなり、今は10代だからお酒を強要されることはない。すでに飲んでる友達はまあまあいるけど、自分は今までほぼお酒を飲んだことはない。体内に取り入れたことがあるアルコールは、ビール数滴、ハイボール半缶、お正月のおとそのみ。
真面目すぎる性格もあると思うけど、そもそもお酒に興味がわかない。経験したことないから「嫌い」というわけではないし、別にお酒を飲む人に抵抗があるわけでもない。とにかく、お酒というものに関心がない。
お酒に興味がわかない理由。
1.健康に悪い
個人的に1番衝撃的だったのは、博物館で生の肝臓を見たこと。綺麗なピンク色とボロボロにやられたブツブツの対比、見るに堪えなかった。
またどこかで目にした、薬物の危険度グラフも脳裏に焼きついている。タバコもそうだが、大麻よりも依存性、危険性ともに高いという報告を目にした時は鳥肌がたった。そして、適量なら健康に良いということもないらしい。
これを他人に訴えたり、何かを強要したりはしない。お酒は文化の一部であるからそこは尊重したい。でも自分の大切な体は守りたいと感じる。
2.高い
単純に値段が高い。学生だから感じるのだろうか。日本という国は0円でお冷がもらえ、水道水も飲めるのだからそれでいいじゃないと思ってしまう。
コンビニの缶チューハイとかでさえ、お財布から150円出して体を悪くしたくないと思ってしまう。週に1回だとしても150×4で月600円。山手線を1周する方が絶対いい。
3.味、美味しく感じるのか?
そもそも炭酸や甘い飲み物があまり得意じゃなかった。だから多分お酒の味も、美味しいと感じにくいと思う。香りも良いと思わない。慣れたら変わるかもしれないが、慣れるために頑張るのもなんか変だ。
ただ、ぶどうジュースは好きだから、ワインは合うかもしれない。
4.静かに深い話をするのが好き
飲み会のようなワイワイとした集まりも楽しい。しかしそれより、信頼できる人と、できれば一対一でゆっくり話す方が自分は好きだ。
昼下がりの少しレトロな喫茶店で、紅茶の香りを感じながら、何も気を使わずに話すようなシチュエーションが最高だ。名古屋で喫茶店めぐりしてみたい。
あまり人には言わない方がいい
高校を飛び出して大人に出会うまでわからなかったけど、お酒を好きな人はけっこう多いみたいだ。ふとしたきっかけで、「お酒飲みたくないんですよね」という話をすると、ちょっとその場の空気を悪くする。
人の好きなものを思いっきり否定しているから仕方ない。そして、よく言われるのは「飲んだら変わる」、「意外と楽しいんだよー」、「お酒でしか生まれない友情や出会いがある」、「ビジネスに繋がることもある」といったところか。
まあその通りなんだと思う。でも、それを聞いても自分の思いは特に変わらなかった。とりあえず学んだのはあまり大声で「お酒好きじゃないと」言わない方がいいということ。それと、一滴も飲まずに生きていくのは難しそうだということ。
どう対応する?
現実的にお酒を飲む機会を0にするというのは難しそうだ。目上の人がいるような場もこれからあるだろう。どうすればいいのかな。
まずは、最初の1杯をいつまでも減らさないことが大事になりそうだ。ちょびっとずつ飲んだり、飲んだフリをしてみたり、いろいろ器用にごまかしたい。あとはおつまみに集中するというのもイイかも。お酒のおつまみは好物が多いから、それを食べることで満足したい。
勇気をもって「飲みたくない」と公言することも大切かな。分かってくれる人は絶対たくさんいるし、それが1番楽。体が大きいから弱いフリはできそうにない。
車の免許をとった時のようだ
それでも、ハマりそうな気配もある。一度でも快感を覚えたり、いい思いをしたりすると沼にハマると思う。飲むことが普通になったら今の自分の考えなんて、幼稚に感じるのだと思う。
これは、車の免許を取ってすぐの感覚に似ているかもしれない。
あれだけ制限速度を遵守するよう言われていたのに、一般道で速度を守っている人なんていない。最初はなんだこれは!と思ったが、今では速度を気にせず、周りについていっている。
本当は速度を守っていた方が安全だ。でも今では逆に、周囲に車について行った方が何かと安全だと思っているところがある。また、一車線の場合、速度を守っている時の方が人に迷惑をかけてると感じることもある。
お酒もそういうもんだと思う。結局はいつの間にか染まるんだろう。そして、「適量に飲む方が健康的だし、何かといい!」と言い出す未来は想像できる。
それはそれで受け入れたい。でもそうなったらすごい葛藤するんだろうな。車の速度のことも相当葛藤してるから。
未来はどうなる
いろいろ考えすぎずに、流れに身を任せて楽になりたい。でもやっぱり簡単にはできない。
良く言えば、自分の軸がしっかりしてる。悪く言うと、頑固で柔軟性がない。そういうことになりそうだ。なかなか生きづらい性格だ。
このnoteを数年後、20年後、死ぬ間際に見たらどう感じるのだろうか。ウブでかわいいな〜、今と変わらないな〜、このどっちかであるはずだ。
もしくは社会が変わってるかもしれない。お酒に対してかなり厳しい目が向けられているのか、反対にお酒でまみれた世の中になるのか。後者は意外と楽しいかも。
とりあえず、この一年が一番自分にとって大きな一年になりそうだ。歳とりたくないなー
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