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没趣味①料理

趣味に憧れて、これまでいくつかチャレンジしましたが結局ほとんどが趣味になれませんでした。
そんな数々の没趣味を紹介していきます。

出会い


子供の頃からたまに「作らせて!」とお手伝いもどきで料理はしていましたが、本格的に料理し始めたのは一人暮らしを始めてからでした。
大学4年間と社会人2年目までは一人暮らしだったので、合計6年間自分のためのご飯を作り続けていたはずです。
それでも特にハマることなく、食材は殺してしまっても自分は生きていけるくらいの料理スキルは身につきました。

料理にハマったのは前職で地方転勤中の時です。
地方転勤といっても、地方都市とかではなく本当に地方で、本当に山しかない環境でした。
友達もおらず、コロナ禍で遊びにもいけず、仕事にやりがいも見つからない中、激務で食生活はすべてセブンイレブンさんに支えられていました。

余談ですが、コンビニはセブンイレブンが1番好きで、1番近いコンビニがセブンで本当に良かったと日々感謝していたのを覚えています。
店に入ってすぐ新商品が分かるほど通い詰めていました。

そんな快適セブン生活を送っていたのですが、ある日ふと、手作り料理を食べていないことで自分のことを大切にできていない気がしてしまって虚しくなってしまいました。
それをきっかけに、休日や休日の前の日は1週間分のご飯をまとめて作ることにしました。


蜜月期

メニューの選び方は、料理をしていて心が躍るもの、としていました。
今日は玉ねぎをザクザク豪快に刻みたい!
フライパンで肉をじゅーーっと言わせたい!
など、食べたいかどうかは置いておいて感覚的に選んでいました。

はじめてみると、自分のために料理をすることで自分を大事にできている感じがして、心が潤いました。
栄養素などは気にせず作っていたので、セブンイレブンよりも実際は栄養が偏っていたかもしれません。ですがこれは本当に気持ちの問題なので、心の健康維持に必要だったのです。



別れ

毎週楽しんで料理を作っていましたが、段々とストレスで食が細り作った料理を1週間で半分も食べきれなくなりました。
せっかく作ったのに悲しいな、と思っていたら、転勤が終わり東京に戻りました。
転勤後、東京で今のパートナーと出会い、主夫として養うことになったので、料理生活が終わりました。
終わってみて思ったのは、冷蔵庫の中身を気にしながら生活しなくていいというのが本当に快適だということ。
たまにやるのはいいけれど、生活するための料理は向いてないな、と思い、結局たまにもやらなくなり、料理は没趣味となりました。
自分で自分のために作るよりも、人に自分のために作ってもらった方が心の健康的にも効果的なので、私としては任せた方が合理的でした。

今回の教訓
「人にやってもらった方が嬉しいことは趣味として続かない。」
趣味に憧れて、暮らしは続きます。

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