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どうやって見分けるの?

東京都教育委員会がこんな通達を出したことが話題になりました。

「生成AIを使ってそのまま課題を出す人がいる」と問題点が指摘されてました。

今はネットを調べれば、その本のあらすじや感想文を簡単に見つけられます。
実際、私自身も感想文を書いているので、参考にしている方がいるかもしれません。

しかし感想文で、生成AIをそのまま使うのは無理があるのではないかと感じました。

・文章だけで見分けがつくのか

課題を出す教師側が生成AIを使ってるのか、
自力で考えて文章を書いたのか
見分けられるのかが疑問に感じました。

生成AIで回答を得て部分的に修正すれば、
生徒側は「自力で書きました」と主張できます。

よほど、普段の本人の文章と不釣り合いなものでなければ気づかないでしょう。
教師側にそこまで課すのは無理があります。

以前、大学の教員をしてる後輩に質問したことがあります。
彼によると「よほど普段から文章を見てる学生さんでもなければ、わからない」とのことです。

制限は必要ですが、
完全に規制するのは難しいと感じます。

・結局文章力がいる

先日チャット GTP のセミナーを受けました。


使ってみて感じたのは
「質のいい答えを引き出すためには、いかに質のいい質問ができるか」にかかっていることです。

感想文にせよ、レポートにせよ、いかに上手く課題に合う答えを引き出せるかは、文章力にかかっています。
それができなければ、望んでる回答は得られません。

あらすじの部分は生成AIに頼ったとしても、
自分の経験や感じたことを書けないと
読書感想文にはなりません。

さすがに自分の経験や感じたことまで、
生成AIに書いてもらうことはできないので
限界があります。

・まとめ

ChatGPT などの生成AIは、未知数なところがたくさんあります。

スマホのように、今後浸透していくのは間違いありません。
そんな状態で完全に禁止するのは難しいと感じます。

そうは言っても生成AIは完全ではありません。
人間より生成AIの方が優れてる面もありますが、
逆もあります。

その特性を子どもたちが学んで、
生かせるようになることの方が重要です。

「AIが文章を作るから、人間の文章力はいらなくなる」という人もいますが、私は逆だと思ってます。

質のいい情報を引き出そうとしたら、
却って文章力は必須です。
自分がどんなものを求めているのか、
言葉にできないとそもそも使えません。

子どもたちが使いこなせるためには、
読解力や文章力の必要性が
より一層増すと予測してます。

以上、ちえでした。
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