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話し上手でも薄っぺらく聞こえる理由【いつも「話が浅い」人、なぜか「話が深い」人】

「あの人、なんか薄っぺらいことしか言わないよね」
言葉にはしないものの、心のなかでは感じます。

同じ本の読書感想文を見ても、
「何かこの人の感想文、深いなぁ」と思う人と
「同じ本を読んだはずなのに薄っぺらい」と思う人がいます。
その疑問が解決しました。


・深めるために必要な3つの能力

・展開力

情報、知識をいかに集めるかが鍵。
情報集めでは、様々な視点から意見・情報を集めるように心がけます。

情報収集する時に気をつけるべきポイントは、情報源です。

著者はこうランク付けしてます。

A.国や自治体発表、通信社などが情報源の場合は、信憑性が高いと判断。
B.一部の専門家を「こんな情報もある」と判断。
C.誰が書いたのかよくわからない、出典不明のサイト。

フェイクニュースに引っかからないためにも、
基準を設けた方が良さそうです。

・本質把握力

よく本質という言葉を聞きますが、いざ「本質」って何」と聞かれてうまく説明できません。

辞書で調べてみました。

1.物事の根本的な性質要素。そのものの本来の姿。
2.哲学で存在するものの、基底・本性をなすもの。
3.論理学で思惟の対象を定義する諸限定。類・種のごとき普遍をさす。

デジタル大辞泉より

分かったような、分からないような、
もやもやした気持ちになりました。

「本質を掴む」と口では言うのは簡単だけど、
実際はうまく説明できず、難しさを感じます。

この項目で印象に残ったのは以下の文章です。

中庸とは、一見、平凡なものに見えるかもしれませんが、様々な意見を包摂し、ものごとの本質をとらえたものであるということができます。

いつも「話が浅い」人、なぜか「話が深い」人 p82

中庸ってどっちつかずなイメージがありました。
この文章から、中庸な意見から本質をとらえるヒントになりそうと思いました。

・具体化力

選挙の時、各候補者の公約を見て思うことがあります。
「子育てしやすい町づくり」
「みんな笑顔でいられる」
「豊かな町にする」…など。

「具体的に何をしたいの?」となりませんか。
私はすごく疑問に感じました。

政治家の発言が薄っぺらく感じる原因はここかと気づきです。

そんなことを言ってる私ですが、
ある選挙で「この人が8回も議員選挙で選ばれていて納得」と思った方がいます。

今は動画が公開されていませんが、隣の選挙区の話です。

長年同じ方が議員を務めていました。
立候補者が出たので、久しぶりの選挙。

公開討論会があり、候補者2人とも参加。
動画が数分程度公開されていました。
これを見ただけでも「私がこの選挙区の有権者なら確実に現職に入れるだろう」と思ったくらいです。

議題が「働き方改革」でした。
現職の方はもともと獣医師さんです。
獣医の業界の問題を交えながら、自分の意見を話していました。
これを聞いただけでも「この人は自分の言葉で話している」と感じたくらいです。

一方、対抗馬の候補者ですが「この人は本当に副市長や市議を歴任してきたんだろうか」と疑わざるを得ませんでした。
「あまりよくわからないので」と要領の得ない回答です。

その前から、私の知り合いの議員さんにパワハラをするなど相当イメージが悪かったです。
それを払拭できるほどのものもありませんでした。

「自分事として話ができなければ、どんないいこと言っても薄っぺらく聞こえる」
これがよく分かりました。

・結局この能力がいるんかい!

深い話をするために必要な能力3つ紹介されましたが、こんな結論に至りました。

「アウトプット能力」が必要。

「本を読んだらアウトプットをしよう」と言ってる樺沢先生と変わらないと突っ込みたくなりました。

いくら深い話ができるための能力を鍛えてもアウトプットをしなければ意味がないと感じました。

・感想

「なぜこの人の話は薄っぺらいんだろうか」
「同じ話をしているのに、どうしてこの人は示唆の富んだ話ができるんだろうか」

感覚ではわかっていても、うまく言語ができませんでした。
極論を言ったり、抽象的なキレイ事を言ったり、
そんなことでは人の心を動かせないと学びました。

どうせなら深い話ができる人間になりたいです。

以上、ちえでした。
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