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「褒めるところなんてない」 我が子に対して思っていた母が反省したこと【周りを優先し過ぎるお疲れママのためのご自愛レッスン】長谷静香著

『嫌われる勇気』を読んだことはありますか。

私は以前audiobook.jpで聞いたことはあります。
会話形式だったので思ったより分かりやすいという印象です。

そうは言っても実践に移すとなると
難しいと実感しました。

私の場合、子育てをしているので、子ども相手にどう適応させられるのかと考えました。

この本はまたまさにぴったりです。

アドラー心理学を子育てに応用させると、
こんなことができるのかと勉強になりました。


・褒めるところなんてない

端から見たら我が子の悪口を言ってるようにしか
聞こえないかもしれません。

同じ年齢の子が
できていることの多くができない長男。

一般的な小学生と言えば
自分一人で身の回りのことができます。
もちろん会話もできます。
しかし、長男はどちらもできません。

できないことばかり目が行ってしまいます。
「一体何を褒めたらいいのか」と思ったくらいです。

そうは言っても、もっと小さい頃と比べたら
できることは増えています。

1、2歳の頃はスプーンでご飯を食べることができませんでした。
今ではスプーンで上手に食べてます。
少しステップアップして、バネ箸を使って
箸の使い方を練習しています。
まだぎこちないですが、少しずつできてます。

他人と比べて「褒めるところなんかない」と
長男に対して思ってました。
我ながらひどいなぁと反省しました。

・褒めると勇気づけの違い

「よく褒めましょう」といろんな人に言われます。
しかし『嫌われる勇気』を読んで
「褒めることはよくない」と指摘されていました。

褒めるの反対は、罰を与えるです。
できたら褒めるけど、できなかったら叱ります。
上下関係の関わり方と指摘されていました。

それに対して勇気づけは、横の関係です。
何かができたら声をかけるではなくて、
できてもできてなくても、失敗した時でもどんな時でも言葉かけができる特徴があります。

褒めるのは条件付きと気づきました。
できないことばかりの長男に対して「褒めるところなんかない」と言ってしまうくらいですから。

・別の本にも同じことが書かれていた

実はこの関わり方は他の本にも触れられていました。
子育てとは直接的に関係ない本でも取り上げられていました。

困った行動には注目しない。
逆に当たり前のようにできている
目立たない行動に注目して声をかけよう。

公共の場で騒いだり、走り回ったりするなど困った行動をするとついきつく叱ってしまいます。
しかし、子どもにとっては怒られようが、
「お母さんが注目してくれた」と報酬になっているとのことです。

特に次男に対して、
困った行動を叱りつけることがありました。
とにかくじっとしていられない、
手を放したら最後、どこに行くかわからない。
これが彼の実態です。

できるだけ困った行動は無視して、
当たり前のようにできている
小さな行動に対して声をかけようと思いました。

・感想

「この方法、別の発達障害の本にも書いてあったな」と思いながら読みました。

この本が発達障害児の子育てに関する本ではありません。
それでも類似してる点があるのを見ると、
本質は大きく変わらないと気づきました。

強いて違いを言えば、発達障害の子供に対しては
特性に応じて工夫が必要なことでしょうか。

アドラー心理学は奥深いと改めて感じました。

以上、ちえでした。
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