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動物を飼う≠動物好き【禽獣】

「この人、動物好きなの?そうじゃないの?
一体どっち?」

思わず主人公に突っ込みそうになりました。

メロディアスライブラリー2023.3.19放送。

・鳥のエピソードが多かったけど

物語の多くは、飼ってる鳥の話で占めてました。
1週間前に菊戴(鳥の種類)の番(つがい)が
死にました。
死体を家に置きっぱなしという話から始まります。

「え?死んだのに土に埋めていないの?
っていうか、捨てるの?」

こんな疑問が出てきました。
「動物よく飼ってたみたいだけど、本当に動物好きなのか?」と疑問が深まりました。

そういうのも、私の知り合いで動物愛護活動をしてる方がいます。議員活動しながら保護猫を飼育。

その方のエピソードで驚いたのは、道路ではねられて死んだウサギを、小動物用の火葬場に持ち込んだことです。
はねたドライバーに対して
「急いでたのはわかるけど、この子も生きてました」と一言。

動物好きな人のイメージが、慈しみを伴っていました。しかし、この主人公は「そういう気持ちから動物を飼ってるわけではなさそう」と感じました。

・昔の女性

犬の話で、以前付き合ってた千花子を
思い出した主人公。
舞踊会で踊ってました。

ある日の舞踊会に見に行ったら、
彼女の動きに鈍さを感じた主人公。
突然舞台裏までいき、彼女の腕を引っ張りました。
夫でもないのに、出産してたことを責めます。

「いやいや、他人のあんたに言われたくないよ」と
身勝手さを感じました。

・感想

川端康成は聴いたことがあったけど、
本を読んだのは初めてです。
純文学作品の展開と近いと感じました。
作品によっては、違うと否定されているものもあるようです。

この作品は、回想が多く、「今はどの時期の話?」と
注意して読まないとわからなくなりそうです。

最後は全く関係のない人物が登場。
16歳でなくなった少女の母親が死に化粧したときの話で終わってます。
「どこから出てきた!?」と唐突に感じました。

メロディアスライブラリーでは、
過去に何回か川端康成の作品を取り上げています。
小川洋子さんは詳しくなったようです。

私は…理解が追いつきませんでした。

以上、ちえでした。
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