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感想文 vs. 情報収集【映画を早送りで観る人たち】

「映画やドラマまで倍速再生!?」
このタイトルを見て真っ先に思いました。

最近は頻度が少なくなりましたが、
資格試験の勉強をしている時は
倍速再生していました。
何度も何度も繰り返し見たかったからです。

資格試験の動画だとそこまで抵抗を感じませんが、
じっくり楽しむような映画やドラマまで
倍速再生をしてる人たちがいるのに驚きました。

著者は、「モヤモヤする」と言っていましたが、
私も同感です。
ただ、彼らに同意はできないけど、理解はしようと心がけているのを感じました。


・友達の輪を保つため

私自身が、頻繁にLINE やメールでやり取りをしないのでピンと来ませんでした。

私は主に、母や数少ない友人とやり取りします。
常時繋がっていないと困るほどではないし、お互いにマイペースに返信しているので
遅かろうが気にしません。

しかし、本書に出てくる人たちを見ると
友達の輪を保つために腐心してる印象です。

主な話題が映画やドラマです。
「それ見たことないけど、どんな話?」
それではダメなの?と著者が聞きました。

そしたら、インタビュー相手からこう返ってきました。
「知らないと言ったら自分のやることがなくなる」
「話の輪に入れなくなる」
そんな感じのことを言っていたのが印象的でした。

どこまで本当なのか分かりませんが、
「窮屈」と感じました。

・鑑賞モードと情報収集モード

この2つのモードを聞いて納得しました。
倍速で映画やドラマを見る人たちは
情報収集モードで見ているとのことです。

樺沢先生の「本を読んだら感想を書こう、映画を見たら感想を書こう」に影響されてから、
感想の書くようになりました。
そうなると細かいところまでじっくり見ないと書けません。

ほとんどの映画やドラマはそうですが、
特に『相棒』になると、たった数秒のセリフのないシーンでも後々の伏線になることが多いです。
倍速再生をして感想文を書ける自信はありません。

情報収集モードの人たちは、
そもそも感想文を書くという発想がないようです。

ある方はこう言ってました。
「私は10秒のシーンを見たところで、
その意味は正しく理解できないから、
飛ばそうが関係ない」
こんな感じのことを言っていました。

自分の意見である感想文を書くのに
そんなにハードルが高くなっているのかと
同情すら覚えました。

・感情のアップダウンはストレス

こちらも驚かされました。

ホラー映画だったら恐怖だし、
感動ものだったら泣けるし、
疑似体験をするところに楽しみがあるのではないかと思っていました。

最近だと泣けるシーンなのか、暴力シーンがないかネタバレサイトで見て確認してから見に行く人もいるそうです。

未知のものに恐怖を感じているのかと思いました。

・感想

Z 世代というと私から見て
7、8歳以上年下の方です。
年の離れたいとこがいますが、ちょうど彼らと同じくらいです。

共感できるところもありますが、
「彼らと自分たちは違う時代を生きてきた」と思うこともあります。

「映画やドラマは自分の好みの物を見ればいいでしょう」と思いますが、まさか友達の輪を保つために倍速再生してみるというのに驚きました。

そこまでしないといけないなんて、
正直息苦しさすら感じました。
勿論、共感できない人たちもいるとは思いますが。

私は樺沢塾とウェブ心理塾に入っています。
樺沢先生のコミュニティの仲間たちの年齢を見ると、ほとんどの人が私より年上です。

年下の方はいますが、片手で数えるくらいしかいません。さらに女性の方は会ったことがありません。
(スタッフは除く)
いらっしゃったら是非話をしてみたいです。

もしかして自分より下の世代の人たちは、
「本を読んだら感想文を書こう」に馴染まないのかと考えさせられました。

以上、ちえでした。
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