卵かけご飯に醤油をかけるタイミングの話。

　みなさまは、卵かけご飯、お好きですか？私わたくしは、大好きです。卵かけご飯の専門店にも、何軒か訪れたことがございます。

　家庭でもお店でも、卵の質やお醤油の種類によって、その違いを楽しんでいたわけですけども、このニュースを知って一種のパラダイムシフト（その時代や分野で当然のことと考えられていた認識や思想、社会全体の価値観などが根底から覆くつがえるような変革、変化）が私わたくしの脳内で起こったのです。

　それは、お醤油を入れるタイミング。

　今まで、
　卵をお椀で溶く→お醤油を溶いた卵に入れて調味する→ほかほかのご飯をお茶碗によそう→ご飯の中央に底まで通る穴を開ける→調味卵液を穴に注ぎ→かきまわす
　という手順を不文律のように繰り返していました。しかし、このニュースでは「卵ではなくご飯にお醤油をかけて調味する」というのです。

　まったくの想定外……！

　たしかに、卵にお醤油をといてからご飯と混ぜると、それは「醤油味の卵＋ご飯」になり、対してご飯にお醤油を混ぜてから卵を溶くと、それは「醤油味のご飯＋卵」になって、味のベースそのものが変わってくるはず。これはやってみなければ！

　でも、あれですね、自分では新しもの好きだと思っていても、長年の習慣で当たり前だと思っているものにはなかなか発見の目を向けないものなのですね。探索者としては反省しなければならないところですわ……