おばあちゃん 私のおばあちゃん 庭の牡丹に傘をさす人 帰ってくる私たちを外で待っている人 おばあちゃん 洗濯物を太陽の下に朝から干して 日に何度も裏返して丁寧に乾かす人 おばあちゃん 絵を描く人 あなたから見える世界を一度見てみたかった おばあちゃん Diorの香水、赤いマニュキュア あなたに教えてもらったお洒落は今も好き おばあちゃん 息を引き取って最初に会ったのは自宅のベッドの上 まるで少女のような白くてピンク色の肌 おばあちゃん 火葬場、あなたが骨になるま
唐突に最近思ったことをつらつらと書きます。（順不同・脈絡皆無） 自分はいつでも泣きたくて、地球との摩擦に心は日々ざりざりと削れていく。 世間は相変わらず私をただの私にはしておいてくれない、こうでいて欲しい私を搾取する。無自覚に。 もう放っておいてくれないか、ただ生まれたばかりのアザラシか何かだと思って何も期待してくれるな。 こっちはこっちで楽しく、勝手に頑張るし、勝手に幸せになるから。 ——————— 最近緑茶を好んで飲むようになった。 アルコールはここ数年意識的に控え
2023年2月4日、時刻は朝の6:43。 人生で最も恐れていた瞬間は、何の前触れもなくやってきた。 1/12、平日ど真ん中、朝7時のこと。出勤日の私を起こしたのは、スマホのアラームではなかった。長々と鳴ったバイブレーションが切れ、あとどれくらい眠れるかな…と画面に目をやると、父からの不在を知らせていた。 (こんな朝早くに？どうしたのかな) すぐに折り返そうとした時、父から二回目の着信があった。 「ーおばあちゃんが、亡くなった。 仕事大変だと思うけど、なるべく早く帰っ
