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#55 東洋医学的だるさの考え方

急な台風や前線の影響で
雨の日や曇りの日がやってきますと
身体が重くだるさを感じる方は
多いかと思います。

この重だるさには湿度が関係します。

鍼灸師の資格を取得し、東洋医学的な考え方を
学ぶ中で、物事のひとつの捉え方として
とても勉強になっています。

東洋医学では、病気を
発生させる原因として
外因、内因、不内外因の
3つがあると考えられています。

湿度は外因に該当します。

外因とは、身体の外から押し寄せる外邪で、
季節の変化など環境因子に基づくもので、
風邪・寒邪・暑邪・湿邪・燥邪・火邪の
6つに分類されます。

この中の湿邪とは、
湿度をもつ邪気で、梅雨時や夏、
湿気の多い環境であらわれやすく、
濁りと粘りの性質がありますので、
体内に入ると身体が詰まりやすくなり、
下痢やむくみが見られやすくなると
考えられています。

症状としましては、
下痢・頭重感・だるさ・
足のむくみ・倦怠感
などが出てきてしまいます。

湿邪対策としましては
ツボを押すことで湿邪を追い出したり
室内の湿度を50~60%にキープする
ことで対応することができます。

適度な湿度は、ウイルス・細菌対策にも
なりますので、気にかけていただくと良い
かと思います。