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練馬で紅葉ライトアップからの閉ざされたとしまえん~2020.11.27向山庭園

12月も近づき、街路樹など紅葉が鮮やかになってきた。
そうなると、例年であると紅葉ライトアップイベントなどに足を運びたくなる。
けれど、相変わらず、コロナは猛威を奮っている。
六義園など都内の紅葉の名所は軒並みライトアップイベントを中止にしている。

そんな中でも、練馬にある向山庭園はライトアップをやっているようだ。
仕事終わりに、新宿三丁目駅から、和光市行きではなく、西武線直通の電車に乗り込む。
練馬駅に電車が着くと、駅はかなり混雑していた。

向山庭園の最寄り駅は、豊島園駅になるが、乗り換えるのも面倒なので、歩いていくことにする。
線路沿いを進むと、大好きなラーメン屋さん濃菜麺 井の庄が待たずに食べれそうだ。休日の昼間に来ると大行列なことも多いので、ラッキーと思い夕食をとることにする。
店名にもなっている濃菜麺は、豚骨スープに野菜のうまみが染み出した濃厚スープ。プラス百円でタレなどがかかった野菜を追加するのが定番。パクチーの入ったスッパベジやカレー味のカレベジなどあるが、いつもラー油と一味が絡めてあるカラベジを頼む。


健康のためにスープは飲み干さないようにするけど、ついついレンゲが止まらない。もうやめようとお冷で口を清めた後に、うっかりスープに手が戻ってしまう現象。何とかならないんですかね?

さて、気を取り直して、庭園へ向かう。豊島園通りから、狭い道へと入る。この辺りは高校時代の通学路で、よく通っていたが、それももはや10年以上前。ここ建て替わってる?といった場所もチラホラ。
としまえんの手前で道を曲がるとすり鉢状の坂があり、その坂を下った谷底に向山庭園はある。その場所はもともと練馬城のお濠だったという説もあるくぼ地で、昭和初期に当時の鉄道大臣の邸宅となっていたようだ。この辺りは生垣の家も多く、ちょっとした高級住宅街という歴史も持っている。
その後、マンション建設計画などもあったそうだが、反対運動もあり、練馬区が土地を購入し、茶室などが整備され現在に至っている。

こんな時期なので、入り口で検温でもされるのかと思ったら、無人だったので勝手に入っていく。後で気づいたが、そこは正門ではなかったようだ(とはいえ正門側も消毒液が置いてある程度でしたが)。

庭園の中心には池があり、真ん中あたりに橋が架かっており、園内をぐるりと散策できる。水辺に建てられた茶室とモミジといった構図で写真を撮ってみるもスマホの性能のせいで、綺麗には撮れず。


金曜の夜なので、そこそこ人が来ているかと思ったら、誰もいなく貸し切り状態。後ほど2,3組来たが、それでも静かである。
園内には何か所かベンチもあり、その一つに座って静寂の中ボーッと過ごす。

庭園部はくぼ地の底にあるが、階段を上った場所には和モダンな建物があり、貸集会室として利用されているようだ。こんなきれいな建物があったんだ!と思ったら、東日本大震災で被害を受け、平成25年に全面改修をした際に整備されたようだ。そもそもストリートビューを観たら茶室も外観が昔と変わっており、そちらも建て替えられたのだろうか?HPとか見てもいまいち情報がわからない。

こじんまりとしてはいるが、練馬区内では珍しい日本庭園で、人も少なく穴場だと思う。毎年この時期限定で夜間ライトアップしているようなので、来年も再訪したくなる。

庭園を出た後、閉園したとしまえんへと向かう。
当然、入り口の門は閉ざされているが、入場ゲートが残っていることは確認できた。


門には解体スケジュールが張り出されており、12月に入ると、西武線からも見えたパイレーツやイーグルといった高さのあるアトラクションが解体されてしまうようだ。特にイーグルは小さい頃にすごく好きだったアトラクションだったので、残念でならない。

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