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【映画メモ】ラーゲリより愛を込めて

2023年の目標を
『1ヶ月に1回は映画館で映画を観る』にした。

今のところ順調。


ということで5ヶ月ほど経ってしまってるけど、
1月に観た『ラーゲリより愛を込めて』の映画感想文。

初めて観た後は、「悲しい」でも「悔しい」でも「感動」でもなく、なんとも形容し難い感情でいっぱいになった。
でも同時に、胸の中が軽くなったような、荒んだ心が凪のような静けさを取り戻したような、ただひたすら心が洗われて、深く考えさせられた。

ひどい時代だった。
むごい仕打ちだった。

そんな中を希望を捨てずに信じ続けることは、誰でもできるほど簡単ではなくて、
絶望の中にある小さな、ほんの小さな光を追い続けるのは並大抵のことではなくて。

今、明日の心配もせずに生きられることが、こんなにも幸せなのか、と思い知った。
「会えない」ではなく「会わない」という選択肢をとれる自分がどれほど贅沢なのか気付かされた。
大切な人に会いたくなった。

そんな映画だった。

ちなみに最後のシーンでの「おかえりなさい」で号泣。あれは反則級。

出演している俳優さんたちの演技や、映画全体の演出、映像、脚本、全て私好みだったから、余計に心に残る作品だった。
映画館でも、こんなにもみんな鼻を啜りながら観てるっていう状況は初めてで、たくさんの人の心に刺さる映画なんだと感じた。

ちなみにちなみに、この作品の脚本を担当された林民夫さんは、映画版「永遠の0」の脚本家でもあるそう。
この才能が恨めしいほどに天晴れです。

「見ようかな、どうしようかな」って迷ってる人には絶対に観てほしい作品だし、
「戦争関連の映画は観たくない、興味ない」って言われると強くは推せないけど、それでも観てほしいと思ってしまうほどオススメ。

もう映画館での上映は終わってるけど、レンタルだとかが始まったら速攻で見ると思う。
ちなみに映画館で3回観ました。

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