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CAHIER - Issue1「SAND」撮影秘話

こんにちは!LUCKIISのHARUNAです!
早くも2回目のわたしの番がやってきました…
第1回でインタビューをすることとそれを記事にするという難しさを痛感しました…

気を取り直して・・・
今回は、CAHIER - Issue1「SAND」についてインタビューしていこうと思います!
CAHIERとは、写真家 武藤健二[ @luckiis_mutoh ]が、自然や人物、人が作り出したモノなどに焦点をあて、今ここに存在し得る世界の断片を集め綴った備忘録です。


CAHIER - Issue1「SAND」

それでは早速まいります!!

ー これはどこで撮影したものですか?

これは浜松の中田島砂丘で、ここを中心に浜松界隈で撮影をした。

ー この場所を選んだ理由は何ですか?

ここに載ってる写真で一番古い写真が、2008年くらいだったかな・・・?
たまたまその時期に中田島砂丘を撮りたいと思って撮って、それを軸に今回はまとめたいと思ったから、全部浜松で撮ろうと思った。
15年前の写真を軸にして、去年新しく撮り下ろしたものと、
その15年の間にも何回か撮影していて、飛び飛びだけど15年の時間軸があって。
それを収めたいと思ったから、浜松近辺で撮影を集約した。

浜松 中田島砂丘

ー 15年前と去年、同じ場所で撮影して、何か違いはありましたか?

全然違うねー、砂も痩せ細っちゃってるし、15年前にあった景色ってもう絶対に見れないから。
写真の意味があるというか・・・
たった十数年であっという間に景色が変わっちゃって、
変わるものもあれば、変わらないものもあるし
変化に気づきにくいものもあれば、
当時の景色は一切見れなくなってるものも場所によってはあって。
自然が良い方向に変わってればいいけどねー、明らかに良くなってる所なんて地球上にほぼない。
ていうところが、考えさせられるところというか・・・

ー それが今回のテーマということですか?

そうだねー、今回のテーマというか、CAHIER全体のテーマかなー。
基本的に何かを軸にして、その場所でもう一回撮り直すということがすごく意味があると思ってる。
単純に美しい景色だけを探しにいくんだったら、全然違うアプローチでいいんだけど ・・・
写真を見た人が、綺麗だなーこの写真、浜松に行ってみよう!と思って行っても、こんな景色絶対見つからないわけ。
そうなると、この写真って偽物なの?本物なの?っていう話になっていくし、当時あった景色が良くない意味で見れないってなると、今の社会がどうなのって話になってくるよね、環境問題とか。
何かを定義したいわけじゃないけど、それが自分がみた景色の中で、綴っていけるといいなっていうのが、CAHIERの意味というか、テーマかなー。

ー 外での撮影で一番大変なことは何ですか?

外だと状況の変化は刻一刻と変わっていくから、その場の空気感を掴みに行くのが大変というかそこがすごく重要と思ってる。予定調和では撮れない。
この場所でこの時間のこの光で撮ったら綺麗だろうなーと思って行っても、自然とかは思い通りにはならないから、元々準備して、想定して撮れたものってほとんどない。そこの感度を高めることがすごく重要。
自分の心が動いた時に、素直にカメラを向けられるようにしてる。

あとは、これ8月の真夏に撮ったから、熱中症にならにように気をつけたかな。

ー 撮影場所以外で、近くで観光などしましたか?美味しいものとか食べましたか?

スタイリストと一緒に地場の居酒屋に行って、鰻を食べた。美味しかったよ。

ー 最後に、このCAHIERはどんな人に手に取って欲しいですか?

どんな人にとかはあんまりないけど、たくさんの人に知ってもらいたいよね。
広告畑でずっと活動してきて、その業界の中では知ってくれてる人もいるけど、写真家っていう一面になると、どうしても知名度がないし、知ってもらえる環境を今まで作ってこなかったから。
そういう点でも、こんな人いるんだ、って知ってもらえるといいよね、
写真を見て気になってくれて、知ってもらえると嬉しい。
それがCAHIERを作ってる一つの目的でもあるかな。

ー ありがとうございました!


今回は撮影の裏側というより、撮影の経緯やCAHIERへの想いを中心に聞いてみました!

こういうお話を聞いてから、改めてCAHIERを見ると
少し違った見方ができて、とても面白いです…!


CAHIERが気になっちゃった方へ・・・
なんとオンラインショップで販売中です!


CAHIER - Issue2もすでに発刊されているので、
いつかお話を聞きたいと思います!

最後まで見てくださって、ありがとうございました!
第4回目のnoteもお楽しみに〜!