症状の「外在化」をしてみる 例「生理ちゃん」「抑うつちゃん」


「外在化」という考え方がある。症状を自分の外側のこととしてみる、のようなことだけど、なんだか説明が難しい。例を挙げれば「生理ちゃん」というマンガ、映画化もしたものがわかりやすい。

病気は本人や他の人から見ると、その人自身と一体化している、ことが多い。例えば神経性やせ症(拒食症)の人が食べ吐きしていたら、その人自身の失敗のように見えてしまう。でも外在化することで病気の症状でその人が食べ吐きしていると捉えられる。
病気の症状をその人から引き離して、客観的に見ることができる。
症状を外在化することで、患者本人も周りの支援者も対処がしやすくなる、はずである。


最近、この「外在化」を自分でもしてみようと思い至った。私の場合、抑うつ、不安、もうなにもかもだめだ(破局的思考?)のような気分になることが多い。
「抑うつちゃん」、「不安ちゃん」が来た、のように捉えてみたら少し距離が取れるかな、と思いやってみている。

「抑うつちゃん」が来たとしたら、
①来た理由②どう相手をするか、を考えてみる。

①来た理由について
最近嫌なことあった?体調は?など振り返ることができる。これはセルフモニタリングのやり方に似てる。

②どう相手するか
少し眠る、お風呂に入る、紙に書き出す、とか対処法を考えられる。周りの人も、その人に今抑うつちゃんが来ているとわかれば、こうしてみたら?とか対処法を考えやすくなるかもしれない。

外在化の手法をしばらく続けてみようかなと思う。

これを読んでくれている方がいたら、ぜひ試してみるのも良いかもしれない。病気じゃなくても、例えば「浪費家だ」とか、「緊張しやすい」とか自分の治したいところを外在化してみるのも良いかもしれない。

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