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集団生活ってこんな大変~子供の苦労を知る

4月生まれの息子は、1歳になる年から保育園0歳児クラスに通い始めました。私は1年1か月で職場復帰。その1年後、通っていた保育園が移転となり、転園。以降5年間、今の保育園に通園しています。

保育園は、先生の「言葉での指示」が中心です。子供たちは、ざわざわしている中で、その大切な「言葉の指示」を聞き逃さないように集中しないといけません。指示の種類も様々で、「みんな、これからお散歩に行くよ(水筒もって、靴を履いて)」とか「みどりグループさん、お昼のお当番ですよ(前に出て、いただきますのごあいさつ)」とか、言葉の裏に隠れた指示があったり、所属しているグループで呼ばれたり。園庭からはほかのクラスの先生やお友達の声が聞こえたり、パトカーや救急車の音が聞こえたり。そんな情報の洪水の中から、自分にとって大切な情報をキャッチし、取捨選択し、そして行動しないとならないのです。これってとても難しいですよね。特に、発達障がい児にとっては、このたくさんの情報の中から必要な情報を抽出するのが、定型発達の子に比べると難しいんだそうです。
保育園、という集団生活の中で、日々、難しい情報抽出作業を行い、とても頑張って集中している。そして毎日、とても疲れている、ということを認識しておくと、保育園から帰ってきたら、できるだけ怒らず、ゆったりと穏やかに過ごせる時間を持ってあげよう、という気持ちになれると思います。

平日の療育に通うことになった当初、帰宅後はぺっくんに保育園に行ってもらって、その間仕事をしようと考えていましたが、一日に二か所、異なる集団生活の場に参加するのはとても負担だったようで、保育園で不安定になってしまいました。先生から保育園での様子について報告があったとき、「困ったな。仕事どうしよう。。。」が、最初の感想ですが、とはいえ、本人が不安定になってしまっては逆効果。療育の後は、ベビーシッターさんに来てもらい、自宅で見てもらうことにしたら、とても落ち着きました。

保育園の後に予定を入れたり、土曜日はここに行く、日曜日はこれをしよう!と、子供のためと思っていろいろ予定を入れるのは、実は子供に負担をかけているかもしれません。週末は、土日どちらか、お出かけする、もう一日はゆっくり休む、くらいが、ぺっくんにはちょうど良いことに気づき、私自身もエネルギーをたくさん使って色々予定を詰め込むのをやめました。穏やかな生活が、一番。

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