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大人になって絵を描くことについて

私は小さい頃はすごく絵を描くのが好きだった。
上手いとか下手とか関係なしに、
ただ思うがままに描いて好きな色で塗り尽くした。
その時は好きなように描いていたらそれで充分満足していた。

ただ年齢があがるに連れて絵を書かなくなった。
中学生の時から絵を書くことに楽しみを感じられなくなってしまった。
どうしても自分の絵の出来栄えを人と比べてしまう。
絵を上手に書かなければ良い成績が取れない。
そんなことばかりが頭に思い浮かんで、
絵を書くことは何かプレッシャーに感じられた。

学生を卒業して社会人になってからはますます絵から遠のいた。
絵は元々絵が得意で上手な人が楽しむもの。
そして絵を書いても自分には何のメリットもないと感じていた。
(ちなみに私の中学の美術の成績は2である。それぐらい絵を描くことが得意ではない)

そんな私でも絵画鑑賞好きなのである。
よく美術館に行ったり、
インスタで様々な人が描いている絵をみたりする。
いつの日かこんなふうに絵が描けたらと思うもののの、
私にとって絵を書くことは敷居が高すぎるのである。

だがある日の休日、
本当に何もすることがなかったので、
十数年ぶりに絵を書いてみることにした。
本当に単純な絵である。
リビングに置いてあるハロウィン雑貨の絵を書いてみた。


ただ絵を描いて好きなように色付けする作業はすごく楽しかった。
そして絵を書くときに自分の今の状態で満足出来ればそれで充分だと思ったのだ。
誰かのために描いたり、
自分以外の人に認められるために描くわけでもない。
絵を描くことに対して人との比較や誰かから承認されたいという欲求がなくなれば、
私は純粋に絵を描くことが楽しめた。

言葉で表すことが難しいのだけど、
何か新しいことを始める時はそんな気持ちも大切かもしれないと思った。
大人になった私は、
それをしてどんな結果を得られるだろうか、
それをするのにどれだけの時間が要るのだろうか、
どうせやるなら成功したい、
人から認められたいと思ってしまう。

私にとって絵を描くには、
そんな考えはどうでもよかったのである。
子供のときのように好きな絵を描いて、
好きな色を塗る。
それだけでも充分に幸せな時間がすごせたのである。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
もし、この記事を読んで頂いているあなた絵を描くことに迷っていたら何も考えずに子供の頃のように描いてみてください♪

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