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『「紙1枚!」読書法』を紙1枚にまとめてみた! PART3 クラシック・クオート

この本は、
読んだ本を紙1枚にまとめる「紙1枚!読書法」を紹介した本である。

紙1枚にまとめることで、読者中心主義で本を読むことになる。その結果、本を早く読むことができて、しかもすぐに内容を忘れなくなる。

まず、自分の立てた問い(Q)に自分で答え(A)を探していく。加えて、答えを補強する「WHY?(なぜ)」「WHAT?(何)」「HOW?(どうやって)」の問いに答えることで、読んだ本を自分なりに掘り下げることができる。これを紙1枚で行うのだ。

1. 読む前の自分

紙1枚読書法には、いろんな種類がある。
本を読む目的に応じて、読書法も変わる。
今回は「クラシック・クオート」という読書法についてまとめたい。

2. 気付き

Q.クラシック・クオートって何?
A.引用を主目的とした古典活用法

WHAT:クラシック・クオートって具体的に何?
1. 自分の目的(引用)に合わせて古典を読むこと
「クラシック(=古典)・クオート(=引用する)」
2. 心に残った名言を深掘りするための行動
3. 本を全部を読まずに、本の本質をだけを掴むこと

WHY:何のためにクラシック・クオートをするのか?
1. 仕事や実生活で古典の力を活かすため
2. 引用を主目的にすることで、難しい古典を気軽に読めるようにするため
3. 古典の名言や引用を自分の言葉に変換し、血肉にするため

HOW:どうやってクラシック・クオートをするのか?
1. 心に刺さった名言を一つ選んで抜き出す
2. WHAT:どういう意味? WHY:なぜ響いた? HOW:どう活かす?
この3つに落とし込む
3. 仕事や実生活でこの名言を積極的に使っていく

3. 今後どうしていきたいか

一つの良書を何枚もまとめ続けると、その作者の人となりを感じられるようになる。そして、同一著者のクラシック・クオートをやり込めば、「作者中心の読解」が自分なりにできるようになるという。

著者は、小林秀雄『読書について』から、 
”人間から出て来て文章となったものを、再び元の人間に返す事、読書の技術というものも、其処以外にはない。”という言葉を引用し、クラシック・クオートの実践を促している。

本から人間が見えてくるような読み方ができたなら、著者と直接知り合ってその場で色々なことを教えてもらったような感覚になって、きっとその本(著者)のことを忘れられなくなるのだろう。そんな本の読み方は楽しそうだ。

私は昨年の12月に、小林秀雄の『読書について』を読んだ。
そこには、上記の言葉以外にもたくさんの名言や助言が書かれていた。

まずは、この本をクラシック・クオートで読んでみたいと思う。一度、実践してみて、その結果をnoteに書きたい。


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