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「陶と暮らし2023」での収穫⑤

柄にもない作品、かもしれませんが。

ごくまれに家族で陶器市に出かける際、
娘が高確率で買い求めている作家、
坪内孝典さんの作品が今日の器です。
(つぼ窯 https://minne.com/@tsubogama
ここまで結構渋めの作品が多かったので、
たまにはこういうのもいいでしょ?w
というのが理由ではなく、この方ももちろん
陶と暮らしに参加されているのですが、
もう結構な人気作家さんなので、
※私はそう思ってます。いつも賑わっているので
娘に続いてオッサンの私まで買わなくても、
という思いがこれまであり。
そういう意味では、よく知ってはいたんだけれど
購入するきっかけを逃していたので、
ここはひとつあえて買い求めてみようかと。
すみません、個人的な前置きが長くて。w

可愛いけれど甘すぎない、美味しい器。

作品はご覧のとおり、非常にクリーンで
わかりやすい、白磁に色とりどりの
水玉模様が散りばめられた作品です。
※あえてドットとは呼ばん!
ただ一見するほど単純な水玉模様ではなく、
それぞれの色や大きさを変え、外側にくっきりと
輪郭を描くのが坪内さんのスペシャリテ。
つるりと滑らかな生地の上の水玉が、
器全体にリズムや躍動感を与えています。
それぞれの水玉は着色というよりも
ぽってりと釉薬をのせ、滴り落ちるほどの
立体感があるのがもうひとつの特徴です。
なので手にしたときの引っかかり具合も心地よい。
呑み口の部分を細く、底の部分を太く、
ぐるりと一周ブラックアウトしているのも
全体の良き引き締めポイントかも。
なのでカワイイんだけれどちょいレトロな、
ニュートロというより昭和レトロな香りすら
漂う作品。娘が好きなはずだわ、こりゃ。w

人気のほどがうかがえる仕上がりです。

高さは約85mm、湯呑みという私的ジャンル
からするとサイズ的にはやや大振り。
カフェオレやスープをいただくには
ピッタリのサイズ感かもしれません。
で、その水玉モチーフのデザインも良いの
ですが、私がこの方の作品でオシたいのが、
フォルムに関して非常にすっきりと
仕上げられている点。なので過度の古臭さや
甘ったるさがなく、モダンさすら感じるほど。
縦横比が等しい、スクエアな全体感もいい感じ。
というわけで、娘じゃなく、オッサンが
使ってもギリ画になりそうな、ならんか?w
という瀬戸際感も素敵です。(?)

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