見出し画像

あおぞらクラフトいち2024/収穫①

ガス窯と戯れる魔女の初出展作品。

ko'ずさんの作品です

ガス窯と電気窯って、そんなに違うの?
というような話を、イベント会場到着早々
熱く語ってくれたのがko'ずさん。
全くの独学で、趣味が講じて焼き物の道へ。
そして今回がイベント初出展なんだとか。
しかしその熱量は初めてとは思えないほど。
まだ長距離バスでやられたお尻の痛みも
癒えない私に滔々とその魅力を語ってくれた。

未経験ゆえ詳しい話は良くわからないし
本質的な理解は出来ないのだが、
簡単に言えばガス窯は電気釜と異なり、
窯の中を酸欠にしたりしなかったりの
微妙&意図的な調整が可能で、それにより
焼き物の色が大きく変わるのだとか。
それが楽しくて楽しくて、ズブズブと
陶芸の沼にはまり込んでしまった。
そして一番最近出来上がった自信作が
お父さん(!)が手にしている(表題の)
作品なのよ、お目が高いわー。
ということらしい。
そんな私はまだまだ身も心も、そして
臀部の準備もできてはいなかったのだが。

自分の味を持っている方の作品は強い。

高さ約65mm。やや広口のフォルム。
模様の付け方なんかはやや初心者っぽい
とも思えるけれど、このプリミティブな、
言い換えれば童子性を感じさせるタッチは、
彼女の本質的な趣向、味なんだと思う。
なんて偉そうに、他の作品を見て感じた。
そしていい意味で陶芸家然としていない、
好きでやってる、そんな真っ直ぐなテイストが
じわじわと感じられました。
というわけで、私にしては珍しく、
初見でこれを買おうと決めた。
ま、彼女の圧倒的なオシの強さに
やられたところもずいぶんあるけれど。w

「好き」の先にあるものを見てみたい。

「好きだから」はやっぱり強いです。
そしてちゃんと味も持っているし。
けれどそれだけではどこかで限界が来るわけで。
それは私たち広告屋も同じだけれど。
しっかりと自分なりの芯をキープしながら、
できることの幅と深みを増やしていく。
ものづくりに携わる者として
当たり前に訪れる試行錯誤の先に
彼女の作品がどう変わっていくのか。
そして変わらないのか。
そんな期待をさせてくれる作家さんでした。

どうやらko'ずさん、次の益子の陶器市にも
出店されるそうで。
場所もなんとなく聞いちゃったし。
ちょっとしばらく追いかけようかな。
あの会話力と真っ向勝負する覚悟を持って。

#陶器市 #フリーマーケット #ハンドメイド #手作り #手びねり #陶芸 #陶芸作家 #窯元 #陶芸祭 #陶器 #食器 #器 #うつわ #器好き #和食器 #和食器のある暮らし #食器好き #うつわ好き #うつわのある暮らし #湯呑み #日本茶

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?