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益子 秋の陶器市のお話②

一体何個買えば気が済むのやら。

東京にある分だけでこの数

この方の器、一体何個持ってるんだっけ?
最初に出会ったのはもう数年前、
やはりここ益子だったかと。
おそらく来るたびに買っている気がします。
最初はご本人がブースにいたのですが、
時に奥さま、時に留守番の方と、どんどん
ご本人とお会いできる機会は減ってるけど。w
今日ご紹介するのは穂高隆児さんの作品。

https://www.instagram.com/dragonfish_r/

元料理人だった異色の陶芸家さんです。
料理を盛り付ける人の視点で焼かれた器、
そういうのもあるかもしれませんが。
いまだに私の心をつかんで離さない
作家さんのひとりです。

最初に出会った器は自宅にあるので、
今日ご紹介しているのは昨年までに、
つまり東京に来てここ数年で買った器たち。
それだけでもこんなにあるから驚きです。w
そして今日の主役は一番手前のグレーの器。
私を戦慄させた初期の作品、ナタで削って
指で彩色したような荒々しさはやや影を潜め、
ちょっとスマートになった印象です。
でもま、十分らしさは感じますけれど。

元料理人の感性、といえばベタでしょうか。

マットな濃いグレーの生地が綺麗ですね。
ザクザクとヘラや櫛で削り取った跡も力強い。
造形的にはややおとなしくなったものの、
安定感のある座り心地の良いフォルムは健在。
その上からシュガーグレイズのように、
つまり◯スドのドーナッツのような
半透明の釉薬をあえてランダムに。
濃淡のムラや所々結晶化しているさまなど、
この辺の余白感や塩梅は、さすがです。
お皿の上にテレレとソースをかける具合。
どれぐらいの加減が美味そうに見えるのか、
その辺の経験が生かされているんでしょうね。
今日フィーチャーした器以外は、
またの機会にご紹介します。
益子の陶器市の話がまだ途中なので。w

美味しそうな器を、またよろしくです。

この方のように料理人じゃなくてもよいのですが、
使われるシーンを連想させる、そして使う人の
気持ちを汲み取った器。そういう作品って
やっぱ強いです、少なくとも私にとっては。
置いて飾っておくんじゃなく、器は使ってなんぼ。
庶民の私にとって、ファインアートな世界は不要。
これからも美味そうな作品をお願いしますね、
穂高さん。あ、料理長、でしたっけか?w

ここに立ち寄ってしまうとアウトです

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