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ときどき日記(435)JRはもうとっくに国鉄じゃない

「(計画運休の)意思決定がブラックボックスというのは気になりますよね。普通の人からすると、昔は走っていたのになんで今は走れないのって思う人は多いと思うんです」と指摘した者が居る。

問いが愚かすぎる。

JRは民間企業だ。いちいち意思決定を公開する民間企業などない。株主にすら、いちいち意思決定の過程を知らせない。万人に安定した公共交通を提供することよりも儲けが優先される。

そして、国鉄の頃はもちろん国有鉄道であるから、国民の代表から構成される国会のコントロール下に置かれていたが、JRは民間企業だから株主への配当を生み出すことが使命になる。従って、普段稼働しない防災体制は必然的に縮小されてきたのに違いない。

顧客に負傷者が出ようものなら大きな出費も予想される。

民営化により使命が変わったのだ。

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