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ときどき日記(479)政治家は公務員からお金を取り上げたがる

プールの水が流出し、教諭が弁償させられた。

「公務員が萎縮してしまう」とか「責任を問われないならミスをしない教員のやる気をそぐことになりかねない」とか、いろいろ意見が出ているが、政治家である首長は、いちいちそんなことを考えていない。
公務員からお金を取り上げる方が票に結びつきやすいから、短絡的に弁償させがちだ。

選挙の折、政治家になろうとする者は、公務員を叩きがちだ。「身を切る改革」だとか言って、公務員の定数や給与を削減することを公約にする。実際、逆に公務員の定数や給与を増やす事を公約にして当選した政治家はいない。当選に覚束ないからだ。国民が公務員たたきを好んでいるからでもある。

だから安易に公務員に弁償させるし、安易に「身を切る改革」を公約にしてしまう。卑怯だ。

弁償ではないが、災害が発生したと言うことで、被災地でもないのに給料をカットされたことがある。
特に、管理職が狙われやすく、組合の監視が利かないからだが、あの時は、全管理職の給料がカットされた。
私は最下級管理職であり、管理職手当も無かったことから、一般職員と逆転が起こり、当時、ごみの収集センターの事務係の係長でありながら、センター内で下から数えて4番目だったのを良く覚えている。

正直、今でも恨んでいる。
適正な給料が払われないことは、燃え尽き症候群の一因にもなる。

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