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「夢十夜」夏目漱石

何か、私が日常の話をすると常に暗くなってしまうので、
たまには趣味とか好きなことを話そうかな。

好きな本とか映画はキリがないんですけどたまたま思い出したので。

今更語るような作品ではないのかも知れませんが「こんな夢を見た」から始まる十篇の話、読んだ方は第何夜が好きでしょうか。
すごく短いし青空文庫でも読めるので、毎日寝る前に一夜ずつ読むのもいいかも知れませんね。
考えてみましたが、私は情景が美しい一夜かなあ。

友人がパロル舎から出ている挿絵付きの本がすごく綺麗だと勧めてくれました。

最後ものすごく変な終わり方しますよね?
そこだけ覚えてました。

私は漱石は全部は読んでないのですが、何が好きかな。
全体的に割と好きです。
学科で少しだけやった「それから」でしょうか。
「それから」の中の印象的な色彩「赤」「緑」というテーマで読み解いたらけっこう楽しかった気がします。
最後世界が真っ赤になって回転しますよね。

夏目一族の話とか鏡子夫人の話も面白いし。
何に出てきたっけ。資本主義の憂鬱、みたいな?
生きるために働くのであって、働いて疲れてしまって休日寝ているなんていうのは愚の骨頂、みたいな話とか。
高等遊民、憧れますよねー。

「吾輩は猫である」の初版山川書店版の挿絵が切り絵で可愛いんですよね。
そうそう、「装丁道場」という本で28人のプロが「吾輩は猫である」を自由に装丁しているのですが、すごく可愛い本です。
上手く表現できないのですが、バーコードが猫の形になっていたりする。

「こころ」は教科書に載っていたけど、あの部分だけを切り取ってもよく分からない話になってしまうし、そもそも本当に高校生に読ませたい話だろうか? と大学の友人と話してました。






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